ウォーレンG
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ウォーレンG(Warren G 本名:Warren Griffin III、1970年11月10日-)はカリフォルニア州ロングビーチ出身の ウエスト・コーストヒップホップMC、プロデューサーである。彼の最大のヒットシングルは1994年に発表した、ネイト・ドッグが共演した Regulate である。この曲は彼がプロデュースする多くの楽曲同様にGファンク調である。また、彼はプロデューサーであるドクター・ドレーの義弟でもある。
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[編集] 来歴
1991年、ウォーレンGは友人のスヌープ・ドッグとその従兄弟のネイト・ドッグと共にヒップホップユニット213を結成する。ウォーレンGが異母兄弟のドクター・ドレーに2人を紹介したところ、気に入られ、以後ドクター・ドレーとシュグ・ナイトが設立したデス・ロウ・レコーズ(Death Row Records)との関係が深くなった。
しかし213は一度も楽曲を発表することなく解散し、3人は別々にキャリアを歩むようになる。デス・ロウ・レコーズはウォーレンGとは契約しなかったが、1992年にドクター・ドレーが発表したアルバム Chronic への貢献を皮切りにキャリアが始まった。このアルバム同様に、彼はデス・ロウ・レコーズから発表されるアルバムに多くの貢献を示している。1993年には、彼自身とネイト・ドッグ、ミスター・グリムがフィーチャリングした Indo Smoke を製作した。
ウォーレンGは1994年にデフ・ジャム(Def Jam)からデビューアルバム Regulate... G Funk Era を発表した。このアルバムにはマイケル・マクドナルドの I Keep Forgetting をサンプリングしたヒット曲 Regulate と、MTVで人気のビデオクリップとなった This D.J. が含まれている。
1997年には以後の彼の主流となるメローな曲作りの、アルバム Take a Look Over Your Shoulder (Reality) を発表した。このアルバムは I Shot the Sheriff のラップカバーがヒットとなり、ダブルプラチナムディスクとなるなど、商業的成功を収める。
1999年にはウォーレンGの商業的復活とは言えないまでも、彼の存在をアピールすることになるアルバム I Want It All を発表した。マック10、スヌープ・ドッグ、クラプトにイブが参加し、ジャズ・ロック・フュージョンのこのアルバムは彼の最も安定したレコードと多くの人に受け止められ、さらにデバージによる I Like It をサンプリングした最初のシングル I Want It All のビデオクリップはMTVやVH1でヘビーローテーションとなった。
[編集] アルバム
- Regulate... G Funk Era (1994)
- Take a Look Over Your Shoulder (1997)
- I Want It All (1999)
- Return of the Regulator (2001)
- The Hard Way (2003) - 213名義
- In the Mid-Nite Hour (2005)
- Warren G. presents G-Funk Records Greatest Hits V.I (2006)
[編集] シングル
- Regulate (1994) feat. Nate Dogg
- This DJ (1994)
- Do you see (1995)
- What's Love Got To Do With It (1996) feat. Adina Howard
- Smokin Me Out (1997)
- Prince Igor (1997) feat. Sissel
- I Shot The Sheriff (1997)
- I Want It All (1997)
- Game Don't Wait (Remix) (1997) feat. Dr. Dre, Nate Dogg, Snoop Dogg & Xzibit
- Lookin' at you (2001)
- Ghetto Village (2002)
- So Fly (2004) feat. 213
- Groupie Luv (2004)
- Get You Down Part II (2005) feat. B-Real, Ice Cube & Snoop Dogg
- I Need a Light (2005) feat. Nate Dogg