エドワード・ノートン
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エドワード・ジェームズ・ノートン・ジュニア(Edward James Norton Jr,1969年8月18日-)は アメリカ合衆国マサチューセッツ州ボストン出身の俳優。メリーランド州コロンビア(Columbia)で育った。
[編集] 来歴
イェール大学で天文学と歴史、日本語を学ぶが、卒業後に俳優になるためにニューヨークに出る。数年の間、ウエイターなど様々な仕事につきながら、1993年よりシグニチャー・シアター・カンパニーのメンバーとして多数の舞台に出演。1996年に2000人以上の中から『真実の行方』のアーロン役に抜擢されて映画デビューした。この作品でアカデミー助演男優賞にノミネートされる。
2000年に公開された『僕たちのアナ・バナナ』では監督としてデビューした。第2作目は小説『Motherless Brooklyn』の映画化になることが発表されている。
演技力は『ファイト・クラブ』や『アメリカン・ヒストリーX』で示したように周囲を喰ってしまうほど非常に高いものである。白人至上主義に傾倒する若者、疲れ果てたサラリーマン、精神障害者を装った窃盗犯など、幅広い役柄を演じている。
俳優になる前に、建築家であった祖父の仕事を手伝うために大阪に1年弱滞在。海遊館の巨大水槽の設置に携わっていた。また別の仕事として、英会話学校NOVAのテキストにも登場していた。現在でも日本語をある程度話せるが、俳優となってからは勉強が出来なくなったため、大阪滞在時に比べるとレベルが落ちているという。
サルマ・ハエックとドリュー・バリモアとの交際歴とコートニー・ラブとの婚約歴がある。
[編集] 主な出演作
- 真実の行方 Primal Fear (1996)
- ラリー・フリント The People vs. Larry Flynt (1996)
- 世界中がアイ・ラヴ・ユー Everyone Says I Love You (1996)
- アメリカン・ヒストリーX American History X (1998)
- ラウンダーズ Rounders (1998)
- ファイト・クラブ Fight Club (1999)
- 僕たちのアナ・バナナ Keeping the Faith (2000) 監督・製作・出演
- ザ・シンプソンズ The Simpsons (2000) 声の出演
- スコア The Score (2001)
- デス・トゥ・スムーチー Death to Smoochy (2002)
- フリーダ Frida (2002)
- レッド・ドラゴン Red Dragon (2002)
- 25時 25th Hour (2002) 監督:スパイク・リー
- ミニミニ大作戦 The Italian Job (2003)
- キングダム・オブ・ヘブン Kingdom of Heaven (2005)
- ダウン・イン・ザ・バレー Down in the Valley (2005)
- The Illusionist (2006)
- The Painted Veil (2006)
- Pride and Glory (2007)
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