エル・カザド

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『エル・カザド』（EL CAZADOR DE LA BRUJA）はテレビ東京で2007年 4月2日深夜25時30分より放送されているテレビアニメ。『NOIR』『MADLAX』に続く真下耕一監督の美少女ガンアクション三部作最終作。エル・カザドはスペイン語で、「（男性の）狩人」の意味。副題の「EL CAZADOR DE LA BRUJA」はスペイン語で「魔女の狩人（男性）」という意味になる。

[編集] ストーリー

物理学者ハインツ・シュナイダー殺害の容疑者エリスには、なぜか裏社会で巨額の賞金が懸けられており、数多くの賞金稼ぎたちが彼女の行方を追い求めていた。女賞金稼ぎのナディもその一人である。ナディはメキシコの田舎町で遂にエリスを見つけるが、エリスにとぼけられた上、エリスの驚異的な身体能力を目の当たりにする。

エリスに逃げられたナディはエリスを匿っていた占い師のサルマに接触するが、逆にサルマからエリスを託されてしまう。サルマの願いを断り切れなかったナディはエリスを他の賞金稼ぎから庇うと、エリスが行きたがっていた南へ彼女を連れて行く代わりに、目的が済んだらナディの言うことをきくという条件で、エリスとの逃避行を始める。

その頃、中央情報局「R-339」室では、室長のダグラス・ローゼンバーグが、「プロジェクト・リヴァィアサン」という謎の言葉をつぶやきながら、エリスの情報を集めていた。そして、そんなローゼンバーグを同じ中央情報局のジョディ “ブルーアイズ” ヘイワードが密かに監視する。その“ブルーアイズ”と密かに連絡をとるナディ･･･。

ローゼンバーグの言う「プロジェクト・リヴァィアサン」とは一体どのような計画なのか？そして、エリスを取り巻く人間たちの思惑とは？

[編集] 登場人物

エリス：清水愛: ハインツ・シュナイダー殺害の容疑者で、色白の美少女。巨額の賞金が懸けられている。事件当時は髪は長かったが、現在では短い。感情を表には出さず、他の人と比べて少しずれた言動を度々行う。性格は少々小悪魔的。視力や身体能力は飛び抜けており、また銃の温度を上げて暴発させるなど、不思議な能力を有している。
ナディ：伊藤静: 女賞金稼ぎ。小麦色の肌をした美少女。陽気で、お人良しな性格。追っていたエリスと逃避行する羽目になるが、それはブルーアイズの命令に基づいた、初めから織り込み済みの行動であった。ポンチョのようなものを身に着けているが、その下では肌を露出している部分が多い。お金持ちになることが夢。
ジョディ “ブルーアイズ” ヘイワード：久川綾: 中央情報局会計監査課のOL。普段はおっとりした普通のOLを演じているが、ナディにエリスを護衛させたり、ローゼンバーグの動きを監視したり、独自の動きをみせる。インカローズのペンダントを身に着けている。また、ナレーター的な役割も果たしている。
ダグラス・ローゼンバーグ：三宅健太: 中央情報局「R-339」室長。エリスの行動や不思議な能力に関する情報を逐一、報告・分析させている。要人との人脈も広い。
エル・エー：宮野真守: エリスの行方を追う謎の美少年。エリスの不思議な能力に関する映像をローゼンバーグに送っている。エリスに対する執着心が強い。
ハインツ・シュナイダー：三木眞一郎: エリスに殺害されたとされる物理学者。
リカルド：立木文彦: ローゼンバーグに雇われた賞金稼ぎ。娘のリリオと旅を続けている。
リリオ：井上麻里奈: リカルドの娘。
サルマ：麻生美代子: 占い師の老婆。エリスを匿っていたが、エリスに追手が迫っていることを知り、ナディにエリスを託す。死ぬ間際にエリスに再会出来たことを喜んでいたことから、実の孫のようにエリスを可愛がっていたと思われる。エリスにインカローズの原石を渡すと、ウイニャイマルカ（永遠の場所）に向かうよう言い残した。