エレーナ・リアシェンコ
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エレーナ・リアシェンコ(Elena Liashenko、Елена Ляшенко、1976年8月9日-)は、ウクライナ出身のフィギュアスケート選手で、出生地は、ウクライナの首都であるキエフ。現在もキエフに生活拠点を置いている。コーチはマリーナ・アミルハノワ。所属クラブはディナモ・キエフ。趣味は読書、編み物。身長160センチメートル。パーソナル・ベストは165.16点(2003-2004グランプリ・ファイナル)
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[編集] 概要
- 4歳の頃よりスケートを始め、1994年のウクライナ国内選手権4位。このシーズンに開催されたリレハンメルオリンピックでは19位という成績だった。2000年頃からヨーロッパを代表する女子シングル選手の一人として地位を確立し、グランプリ・シリーズの常連として活躍した。
- 非常に息の長い選手として知られており、1994年のリレハンメルオリンピック、1998年の長野オリンピック。2002年のソルトレイクシティーオリンピック、2006年のトリノオリンピックまで4大会連続で冬期オリンピックに出場している。
[編集] 演技の傾向
決してジャンプは得意な方ではないが、雰囲気を作るのが非常に巧く、まさに東欧の女子選手の典型であり代表のようなロマンティックなプログラムを数多く披露した。
[編集] エピソード
NHK杯でも多く来日しており、日本での人気は高い。愛称は「リア子」。
- 2003年中国杯ではショートプログラムでは7位だったが、フリーで巻き返して1位となり大逆転での優勝をする。
- 2005年の8月にウクライナの男性と結婚。ちなみにこの男性の兄弟は、リアシェンコ選手と同じウクライナのフィギュアスケート選手であったガリーナ・エフレメンコ(旧姓マニアチェンコ)と結婚している。つまりエレーナ・リアシェンコとガリーナ・エフレメンコは義理の姉妹である。
- トリノオリンピックでのプログラムは、ハナの瞳(ショートプログラム)、ウエストサイド・ストーリー(フリープログラム)だった。
[編集] 主要大会の成績
- 1993-1994 国内選手権4位 ヨーロッパ選手権19位 リレハンメルオリンピック19位 世界選手権6位
- 1994-1995 ヨーロッパ選手権3位 世界選手権9位
- 1995-1996 国内選手権2位 スケートイスラエル2位 ヨーロッパ選手権4位 世界選手権 12位
- 1996-1997 国内選手権1位 スケートカナダ9位 ネイションズカップ6位 スケートイスラエル3位 ヨーロッパ選手権5位
- 1997-1998 国内選手権1位 長野オリンピック9位 世界選手権7位 ヨーロッパ選手権4位
- 1998-1999 世界選手権8位 ヨーロッパ選手権7位
- 1999-2000 国内選手権1位 世界選手権10位 ヨーロッパ選手権5位
- 2000-2001 国内選手権1位 世界選手権8位 ヨーロッパ選手権4位
- 2001-2002 国内選手権2位 ソルトレークオリンピック14位 世界選手権6位 ヨーロッパ選手権9位
- 2002-2003 国内選手権1位 世界選手権11位 ヨーロッパ選手権2位 グランプリファイナル4位
- 2003-2004 国内選手権1位 世界選手権10位 ヨーロッパ選手権3位
- 2004-2005 国内選手権1位 トリノオリンピック17位 NHK杯3位 GP中国杯4位
- グランプリ・シリーズでは優勝2回、準優勝1回、3位2回、4位1回。