カインド・オブ・マジック
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カインド・オブ・マジック | ||
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クイーン の アルバム | ||
リリース | 1986年6月2日 | |
ジャンル | ロック | |
時間 | 分 秒 | |
レーベル | EMI (UK) ハリウッド・レコード (US) |
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プロデュース | クイーン | |
レビュー | ||
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クイーン 年表 | ||
ザ・ワークス (1984年) |
カインド・オブ・マジック (1986年) |
ライブ・マジック (1986年) |
『カインド・オブ・マジック』(A Kind of Magic)は、クイーンの第12作目のアルバム。
目次 |
[編集] 解説
「前作までの険悪な雰囲気を、1985年のライヴエイド出演によって吹き飛ばした後に作ったアルバム」と、多くのメディアで説明づけられている。元々、映画『ハイランダー』のサウンドトラック用の曲をアルバム用に録音し直し(製作側の当初の依頼は3曲。最終的には6曲完成。)、数曲を追加してアルバムレコードとして発売。これはクイーンが過去に『フラッシュ・ゴードン』のサウンドトラックアルバムで成功しなかった反省から、サントラ盤ではなくクイーンのオリジナルアルバムにするという判断になったという。(最初の曲は、映画『アイアン・イーグル』の主題歌。)また、シングルカットの順番が、『ハイランダー』公開前だったイギリスでは『カインド・オブ・マジック』からであるのに対し、既に『ハイランダー』の公開が始まっていたアメリカでは『プリンシズ・オブ・ジ・ユニバース』からであったなど、メディアミックスなセールス展開をしている。
ブライアン・メイ曰く、最初は主題歌のオファーを断るつもりであったが、脚本と途中まで撮影されたフィルムを見せられて感動し、帰宅途中の自動車の中で『リヴ・フォーエヴァー』を思いついたという。 演奏やアレンジや音質から、中期といわれている前作のアルバム発表には近いながらも、後期としての円熟味も兼ね備えている。四人の作曲面での個性を、クイーンとしてのバンドの演奏力と、編曲力や音楽でまとめられている。当初の録音風景の様子を撮影したビデオ作品によると、まだ、若干のメンバー間の軋轢を残してはいるようだが、よりよい音楽を作るためにもみうけられ、フレディとロジャーがかなりの部分で主導的立場をとっていたようであった。
[編集] 発売日
イギリス - 1986年6月2日
日本 - 1986年6月9日
[編集] チャート
- 日本 - 25位 (オリコンLPチャート)
[編集] 曲目
[編集] Side A
- ワン・ヴィジョン -ひとつだけの世界- - ONE VISION(Queen)*
- カインド・オブ・マジック - A KIND OF MAGIC(Talor)*
- 愛ある日々 - ONE YEAR OF LOVE(Deacon)
- 喜びへの道 - PAIN IS CLOSE TO PLEASURE(Mercury/Deacon)*
- 心の絆 - FRIENDS WILL BE FRIENDS(Mercury/Deacon)*
[編集] Side B
- リヴ・フォーエヴァー - WHO WANTS TO LIVE FOREVER(May)*
- ギミ・ザ・プライズ - GIMME THE PRIZE(May)
- ドント・ルーズ・ユア・ヘッド - DON'T LOSE YOUR HEAD(Taylor)
- プリンシス・オブ・ザ・ユニヴァース - PRINCES OF THE UNIVERSE(Mercury)*
(注;CDには、以下に2曲のボーナストラック収録。* ~ シングルカットA面曲)
フレディ・マーキュリー - ブライアン・メイ - ロジャー・テイラー - ジョン・ディーコン
オリジナルアルバム: 戦慄の王女 - クイーン II - シアー・ハート・アタック - オペラ座の夜 - 華麗なるレース - 世界に捧ぐ - ジャズ - ザ・ゲーム - フラッシュ・ゴードン - ホット・スペース- ザ・ワークス - カインド・オブ・マジック- ザ・ミラクル- イニュエンドウ - メイド・イン・ヘヴン
その他のアルバム: ライヴ・キラーズ - グレイテスト・ヒッツ - グレイテスト・ヒッツII - クイーン・ライヴ!!ウェンブリー1986 - クイーン・ロックス - グレイテスト・ヒッツIII~フレディー・マーキュリーに捧ぐ~- クイーン・イン・ヴィジョン - ジュエルズ- ジュエルズII
映像: グレイテスト・ヒッツ - グレイテスト・ヒッツII ラストツアー/クイーン1986- フレディ・マーキュリー追悼コンサート