メイド・イン・ヘヴン
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メイド・イン・ヘヴン | ||
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クイーン の アルバム | ||
リリース | 1995年11月 | |
録音 | - | |
ジャンル | ロック | |
時間 | 70分21秒 | |
レーベル | パーロフォン (UK) ハリウッド・レコード (US) |
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プロデュース | クイーン | |
レビュー | ||
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クイーン 年表 | ||
クイーン・ライヴ!!ウェンブリー1986 (1992年) |
メイド・イン・ヘヴン (1995年) |
オン・ファイアー/クイーン1982 (2004年) |
『メイド・イン・ヘヴン』 (Made In Heaven) は、イギリスのロックバンド・クイーンが1995年に発表したアルバム。
フレディ・マーキュリーの死後、ブライアン・メイとロジャー・テイラーのソロ活動を経て製作されたアルバム。前作時に残された音源やデモに近い録音作品に、残ったメンバー3人がオーバーダビングして作られた。収録時間に足りない分は各メンバーのソロ作品や、それに近い位置付けの曲が収録された。サウンド的にはブライアンが主導権を握っている。
条件付きのラストアルバムで、ハードな曲はほとんどなく、バラードや比較的ポップな曲のみが収められている。
目次 |
[編集] 発売日
[編集] チャート
- 全英 1位
- 日本 10位(オリコン)
[編集] 曲目
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- イッツ・ア・ビューティフル・デイ - It's A Beautiful Day(新曲。ブライアンが、フレディのタッチを真似て、ピアノを演奏) +
- メイド・イン・ヘヴン - Made In Heaven(フレディのソロアルバムから。演奏はメンバーが差し替え。)
- レット・ミー・リヴ - Let Me Live (新曲)* +
- マザー・ラヴ - Mother Love (この曲がフレディ生前の最期のボーカル・トラックだと言われている。また、クレジットがメンバー全員ではなくフレディとブライアンになっている)+
- マイ・ライフ・ハズ・ビーン・セイヴド - My Life Has Been Saved(アルバム「ミラクル」時に録音された、シングル「スキャンダル」のカップリングとなった曲。このアルバム収録にあたりアレンジが変更された)
- ボーン・トゥ・ラヴ・ユー - I Was Born To Love You (「メイド・イン・ヘヴン」同様、フレディのソロアルバムから。演奏はメンバーが差し替え)*
- ヘヴン・フォー・エヴリワン - Heaven For Everyone (ロジャーのソロ・プロジェクト・バンドであるザ・クロスのアルバム収録曲で、ゲスト・ボーカルとしてフレディを起用したテイクのボーカル部分を使用。演奏はメンバーによって差し替えたもの。クロスのシングル・バージョンでは、ロジャーが歌っている。)*
- トゥー・マッチ・ラヴ・ウィル・キル・ユー - Too Much Love Will Kill You (フレディ・マーキュリー追悼コンサートでお披露目され、後にブライアンのソロ・アルバムに収録された曲。このバージョンはフレディのボーカル・バージョン。)* +
- ユー・ドント・フール・ミー - You Don't Fool Me(新曲) * +
- ウインターズ・テイル - A Winter's Tale (新曲。曲が書かれたのは『ザ・ミラクル』の頃であるが、『イニュエンドウ』の後に録音されたものであるという。)+
- イッツ・ア・ビューティフル・デイ(リプライズ) - It's A Beautiful Day (Reprise) +
- Yeah(フレディの「Yeah」と言う声が収録されている4秒間のトラック。) +
- Untitled(最後に約22分間の演奏のみの曲が収録されている。)
*印はシングルCDタイトル曲、+印はこのアルバムでの新ボーカル(+印以外は演奏のみを差し替え)。
[編集] 補足:ボーナストラックについて
13曲目の「Yeah」、14曲目の「Untitled」はボーナストラック扱いとなっており、CDの曲目紹介には書かれていない。また、CDをダウンロードする際のCDDBのデータにも、13・14曲目は「Reprise」となっており、このことから「Yeah」と「Untitled」は正式な曲名でなく通称であると考えられる。
「Yeah」は「イッツ・ア・ビューティフル・デイ(リプライズ)」の最後の4秒を別トラック扱いとして分割したものである。「Untitled」は日本語に訳すと「無題」となっていることから曲名に特に意味はないとされている。22分も収録されていることから一見すると単なる時間の埋め合わせのように考えられるが、恐らくラストアルバムということでフレディへの追悼の意を表しているものだと思われる。また、非公認の別の解釈によると、追悼には変りないのだが、天国の様子やイメージという意見もある。さらに、違う証言によるとプロデューサーのデヴィッド・リチャーズ氏が『イッツ・ア・ビューティフル・デイ』の編曲をしていて思いついた曲だという。
フレディ・マーキュリー - ブライアン・メイ - ロジャー・テイラー - ジョン・ディーコン
オリジナルアルバム: 戦慄の王女 - クイーン II - シアー・ハート・アタック - オペラ座の夜 - 華麗なるレース - 世界に捧ぐ - ジャズ - ザ・ゲーム - フラッシュ・ゴードン - ホット・スペース- ザ・ワークス - カインド・オブ・マジック- ザ・ミラクル- イニュエンドウ - メイド・イン・ヘヴン
その他のアルバム: ライヴ・キラーズ - グレイテスト・ヒッツ - グレイテスト・ヒッツII - クイーン・ライヴ!!ウェンブリー1986 - クイーン・ロックス - グレイテスト・ヒッツIII~フレディー・マーキュリーに捧ぐ~- クイーン・イン・ヴィジョン - ジュエルズ- ジュエルズII
映像: グレイテスト・ヒッツ - グレイテスト・ヒッツII ラストツアー/クイーン1986- フレディ・マーキュリー追悼コンサート