カールグスタフm/45
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
カールグスタフm/45を射撃する米軍兵士 |
|
Kulsprutepistol m/45 | |
---|---|
種類 | 軍用短機関銃 |
製造国 | スウェーデン |
設計・製造 | カールグスタフ・ファクトリー |
口径 | 9mm |
銃身長 | 212mm |
ライフリング | |
使用弾薬 | 9mm×19 |
装弾数 | 36/50発 |
作動方式 | オープンボルト |
全長 | 550mm(ストック展開時808mm) |
重量 | 3.35kg(マガジンなし) |
発射速度 | 600発/分 |
銃口初速 | 420m/s |
有効射程 | 200m |
カールグスタフm/45(スウェーデン語:Kulsprutepistol m/45。短縮形Kpist m/45)は、9mmパラベラム弾を使用するスウェーデン製の短機関銃で、1945年にボフォース社傘下のカールグスタフ・ファクトリーにて開発された。
目次 |
[編集] 概要
m/45は典型的な大戦後型軍用短機関銃で、オープンボルト方式の発射機構を有し、フルオート連射のみ可能。銃身を穴あきのサーマル・ジャケットで覆ってあるのが特徴。連射速度が比較的遅いため、反動も緩やかでフルオート連射時に制御しやすい。第二次大戦後のスウェーデン軍に制式採用された。
[編集] 派生型
- m/45
- m/37-39(スオミM1931短機関銃)用に設計された50連発箱型マガジンを使用。
後期型はm/45専用に設計された36連発マガジンを使用。
- m/45B
- 1954年に再設計された最終形。尾筒部分の固定方法を改良した。
- m/45C
- m/45Bに着剣装置を取り付けたタイプ。
- m/45BE
- スウェーデン警察用にセミ・フルオート切り替え機能を付与したタイプ
- m/45BET
- スウェーデン警察用催涙ガス弾発射専用型。
[編集] 採用国
スウェーデン、チリ、アイルランド、南ベトナム、エストニア、インドネシア(ライセンス生産)、エジプト(ポートランドにてライセンス生産)、アメリカ合衆国(スミス&ウェッソンM76としてライセンス生産)
[編集] 実戦投入
コンゴ動乱において、コンゴ国連軍に参加したスウェーデン軍部隊が使用したほか、エジプトが第二次以降の中東戦争で使用し続け、アメリカもベトナム戦争でサイレンサーを装着可能とした派生型を特殊部隊が使用した。特に米軍特殊部隊ではK-rifle若しくはSwedish-Kと呼ばれていた。
[編集] 関連項目
この「カールグスタフm/45」は、武器・兵器に関連した書きかけ項目です。この記事を加筆・訂正などして下さる協力者を求めています。(軍事ポータル|軍事PJ|航空PJ) |
カテゴリ: 武器・兵器関連のスタブ | スウェーデンの軍事 | 短機関銃