キコ・ルーレイロ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
キコ・ルーレイロ(Kiko Loureiro, 1972年6月16日 - )は、ヘヴィメタルバンドアングラ(Angra)のギタリスト。ブラジルのリオデジャネイロ州出身。 片割れのラファエル・ビッテンコートと共に現在のアングラの中心人物である。その卓越したギターテクニックは他を圧巻するものがある。日本語表記では「キコ・ルイーロ」と表記される事もある。
目次 |
[編集] ディスコグラフィー
- No Gravity (2005)
- universo inverso (2006)
(アングラ名義のアルバムはアングラ (バンド)の項を参照のこと)
[編集] 音楽性
- ヴァン・ヘイレン、イングヴェイ・マルムスティーン、ブラック・サバス、スティーヴ・モーズ、アラン・ホールズワースなどに影響を受けたとのこと。
- アングラのアルバムで聞けるようなHR/HM系のプレイも当然得意であるが、ボサノヴァやジャズなどの演奏にも長けており、幅広い順応性を持っていると言える。
- ギタープレイとしてフルピッキングによる速弾きからレガートなどのテクニカルなプレイも難なくこなす。真骨頂は両手を駆使したタッピングであり、ギター・ソロなどで指板を縦横無尽に駆け巡る彼のタッピングは彼の大きなトレードマークになっているとも言える。また単にテクニカルなだけでなく、バラードの曲で伴奏としてタッピングを使用してキーボードのような音を奏でるという発想も出来るアイデアマンでもある。
- ピックの持ち方が変わっていて、テクニカル系のギタリストとしては珍しく大きめのティアドロップ型のピックを使用し、さらにその端をつまむようにして持つ。
- クラシックの楽曲や作曲家の知識も豊富であり、過去に「ヤングギター」誌上でクリニックのコーナーを持ったときにはJ.S.バッハのフーガを両手タッピングで弾く課題を出した事もある。
- メインギターはブラジルのギターメーカーの「TAGIMA」を愛用している。2005年頃からESP製のギターも使用するようになった。使用アンプはレイニー、ブルネッティ。ライブ時の使用機材はワウ、ブースター、ディレイ程度と少ないのが特徴。