コバルト文庫
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
文学 |
ポータル |
各国の文学 記事総覧 |
出版社・文芸雑誌 文学賞 |
作家 |
詩人・小説家 その他作家 |
コバルト文庫(コバルトぶんこ)は、集英社から発刊されている少女向け小説の文庫レーベル。近年はライトノベル系レーベルにも分類される。
目次 |
[編集] 概要
1970年代後半に、『小説ジュニア』誌の作品を文庫化したのが草創期である。その後、刊行点数も多くなり、現在では対象読者層に合わせて、ティーンズの淡い恋愛をテーマに扱ったものが多く、イラストや表紙に力をいれているのも特徴である。ファンタジーやサイエンス・フィクションの要素が加味されたものも少なくない。ここ最近はボーイズラブを題材とした作品の増加が顕著である。多くは書き下ろしスタイルをとるが、隔月刊誌Cobalt連載後に加筆・文庫化するパターンもある。
主催するノベル大賞の歴史は長く、直木賞作家の山本文緒、唯川恵なども受賞者である。
コバルト文庫を中心に活動する作家に、氷室冴子、今野緒雪、藤原眞莉、沖原朋美、山本瑤、若木未生らがいる。赤川次郎も吸血鬼シリーズを隔月刊誌に掲載している。過去には新井素子、久美沙織、藤本ひとみ、窪田僚と言った面々も執筆していたほか、少年向けのノベライズ作品もあった。また、ジュディ・ブルーム『キャサリンの愛の日(原題: Forever)』、リチャード・ペック『レイプの街(原題: Are you in the house alone?)』などのアメリカ・ヤングアダルト小説の翻訳紹介も行っていた。
[編集] 主な作家
- 青木祐子
- 赤川次郎
- 新井素子
- 榎木洋子
- 倉世春
- 久美沙織
- 桑原水菜
- 小林弘利
- 小室みつ子
- 今野緒雪
- 真堂樹
- 須賀しのぶ
- 高遠砂夜
- 響野夏菜
- 氷室冴子
- 日向章一郎
- 藤本ひとみ
- 藤原眞莉
- 本沢みなみ
- 前田珠子
- 正本ノン
- 若木未生
- 谷瑞恵
- 山浦弘靖
- 毛利志生子
- 桃井あん
- 吉田緑
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- Webコバルト 集英社コバルト文庫オフィシャルサイト