サンパウロ日本人学校
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サンパウロ日本人学校 | |
設置者 | サンパウロ日本人子弟教育会 |
創立 | 1967年(昭和42年) |
課程 | 小学部、中学部 |
所在地・連絡先 | |
学校 所在地 |
Estrada do Campo Limpo, 1501 São Paulo S.P. 05777-000 Brazil |
電話番号 | +55-011-5511-5022(事務局) |
外部リンク | 公式サイト |
サンパウロ日本人学校(Sociedade Japonesa de Educacao e Cultura)は、ブラジルの都市、サンパウロ市にある日本人学校。
目次 |
[編集] 概要
[編集] いきさつ
1967年に日伯文化普及協会の日本語講座として発足。1970年にジャバクアラ校舎に移転し、1971年に当時の文部省から在外教育施設として認定を受けた。1974年に現在所在するサンパウロ郊外のカンポ・リンポに移転。高度経済成長期に伴う日本企業の進出の増加による生徒数の増勢を背景に、1977年に敷地内の高台に新校舎を建設し中学部を移動する他、生徒数の増加に併せ教室他各種施設を建設する等、順次施設を拡充し現在に至っている。
1980年代前半の最盛期には、小中合わせ生徒数が900人を越えるなど国内の小中学校と同じくらいの児童、生徒規模になった時期もあったが、日本からの進出企業の現地化が進んだことと、1980年代後半から1990年代にかけてブラジル経済が落ち込んだ余波から生徒数が減少を続け、現在の生徒数は小中合わせ150人程度となっている。
[編集] 特徴
郊外という立地条件を生かした12万平方メートルの広大な敷地に、平屋建てを中心とした校舎が点在して建てられている。この独特の校舎配置は、海外の日本人学校の中でも随一のゆとりある教育環境を実現しており、学校施設としての理想と言われる。敷地内にはコーヒー園があり、収穫時期には地元のコーヒー会社の協力の元、コーヒー狩りが行われている。場所柄、万一の毒蛇の被害に備えて保健室には血清が用意されている。
[編集] 現地交流
日本の文部科学大臣から国内の小学校・中学校と同等の教育課程を有する施設として認定を受け、日本国内と同様のカリキュラムに基づいて授業が実施されているが、現地の公用語のポルトガル語の授業や、現地の歴史や文化についての授業も行われている他、近隣の現地校との交流も行われている。
また、1980年に中学部のサッカー部と、ブラジルリーグの強豪チーム・パルメイラスのジュニアチームの交流試合が行われたこともある(結果は6対0で完敗した)。