シロフォン
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シロフォン(ザイロフォン)は、木琴のことであるが、日本でシロフォンとは一般にコンサート用のシロフォンのことを指していう。木製の音板をピアノの鍵盤と同じ順番に並べた打楽器であり、体鳴楽器に分類される。同じ木琴であるマリンバよりも、高く硬い音がする。
[編集] コンサート用シロフォン
音板の材質にはローズウッドのような堅い木材が用いられる。音板の下にマリンバ同様の共鳴管が取り付けられている。
近年ではグラスファイバーを使用した音板も登場。
音域は中央ハの半オクターブ上のヘ(F)から3オクターブ半である。いくつかのメーカーは4オクターブの物を製造しており、最初に4オクターブタイプを楽譜に指定したのはピエール・ブーレーズである。楽譜には1オクターブ低く書かれる(楽譜より1オクターブ高い音が出る)ため、移調楽器に分類される。
ばち(マレット)で叩いて演奏するが、打部の材質によって音色の変化が得られる。打部には、木、ゴム、プラスチックが用いられ、時にマリンバやヴィブラフォンに用いるような毛糸巻きのものも使われる。
[編集] 譜面上の略記
- Xylo. Xyl. Xyloph. 等