ジャンカルロ・アントニョーニ
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ジャンカルロ・アントニョーニ(Giancarlo Antognoni、1954年4月1日 - )は、イタリア出身の元サッカー選手。ワールドカップ・スペイン大会でのイタリア代表優勝の立役者のひとり。1970年代~1980年代のイタリアを代表するファンタジスタで、フィオレンティーナの背番号「10」を長年務め、ファンからは「フィレンツェの至宝」と呼ばれた。
[編集] 経歴
1974年に20歳でイタリア代表にデビュー。ワールドカップには1978年アルゼンチン大会、1982年スペイン大会に出場。
1982年大会は、前年にリーグ戦で負った頭蓋骨骨折から奇跡的な復活を遂げての出場。ゲームメーカーとして攻撃陣をリードして、イタリア代表の優勝に貢献したが、準決勝のポーランド戦で足首を負傷したため決勝戦に出場することはできなかった。
クラブレベルではキャリアのほとんどをフィオレンティーナで過ごし、通算成績412試合61得点。1976年のコッパ・イタリアを獲得している。
[編集] 所属クラブ
- アスティマコビ(イタリア)1970-1971
- フィオレンティーナ(イタリア)1972-1987
- ローザンヌ・スポーツ(スイス)1987-1989
[編集] 代表歴
- イタリア代表(73試合7得点)1974-1983
- 1978年 FIFAワールドカップ(4位、5試合0得点)
- 1980年 UEFA欧州選手権
- 1982年 FIFAワールドカップ(優勝、8試合0得点)
イタリア代表 - 1982 FIFAワールドカップ 優勝メンバー (3度目) | ||
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1 ゾフ | 2 バレージ | 3 ベルゴミ | 4 カブリーニ | 5 コッロヴァティ | 6 ジェンティーレ | 7 シレア | 8 ヴィエルコウッド | 9 アントニョーニ | 10 ドッセナ | 11 マリーニ | 12 ボルドン | 13 オリアリ | 14 タルデッリ | 15 カウジオ | 16 コンティ | 17 マッサーロ | 18 アルトベッリ | 19 グラツィアーニ | 20 ロッシ | 21 セルヴァッジ | 22 ガッリ | 監督: ベアルツォット |