ジャン・ヴィゴ
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ジャン・ヴィゴ(Jean Vigo, 1905年4月26日 - 1934年11月5日)は、フランス・パリ出身の映画監督。若い頃から肺結核を病んでおり、29歳の時に敗血症で死亡。
[編集] 来歴・人物
- 29歳で夭折したため4本しか映画を撮っておらず、劇映画は長編と中編との二本しか残せなかった(他の二本はドキュメンタリーとニュース映画)。ただし、二本とも映画史における驚異と言うべき傑作であり、若くして亡くなったことやその天才性から同い年で夭折した山中貞雄としばしば並び称される(というわけではなく、初めて指摘したのは蓮實重彦、1985年)。
- 父親は、アナーキストユジェーヌ・ボナヴァンチュール・ド・ヴィゴ(Eugène Bonaventure de Vigo)。獄中の独房で自殺した。