スタンディングオベーション
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スタンディングオベーション(Standing ovation)は、演奏会やスポーツイベントなどで、観客が立ち上がって拍手を送ることである。素晴らしい演奏や演技、プレーに感動した観客による最大限の賛辞である。日本語では満場総立ちと表現することがある。逆に非難する場合は、ブーイングが用いられる。
[編集] 概要
- 1743年、ロンドンでヘンデルのオラトリオ「メサイア」が時の国王ジョージ2世の前で演奏された際、その中の1曲であるハレルヤ・コーラスを聞き、その素晴らしさに圧倒され、ジョージ2世が立ち上がって拍手を送り、その行為に周りの観衆もつられて立ち上がって拍手を送ったことが、スタンディングオベーションの起こりとされる。このように、スタンディングオベーションとは、自らの感動や賞賛の念を素直に表した行為である。
- 海外アーティスト曰く、日本人は大人しく、ライブなどで立ち上がる事はあっても、その他の公演でスタンディングオベーションが起る事は殆ど無い。評価していない訳ではなく、立ち上がった際に他者に迷惑を掛けない様に気遣った日本特有の行為である。
[編集] 最近の同シーンが起きたイベント
- 第88回全国高校野球選手権大会の決勝戦・南北海道代表の駒大苫小牧対西東京代表の早稲田実の一戦は37年ぶりの決勝引き分け再試合に縺れ込まれた。特に本割り試合で決着付かなかった時には甲子園球場に居た略、全員がスタンディングオベーションで両チームを称えた。