ステアリン酸
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ステアリン酸 | |
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IUPAC名 | Octadecanoic acid |
分子式 | C17H35COOH |
分子量 | 284.5 g/mol |
CAS登録番号 | [57-11-4] |
形状 | 白色固体 |
密度と相 | 0.94~0.83 g/cm3, |
融点 | 69~72 °C |
沸点 | 376 °C (分解) |
出典 | 国際化学物質安全性カード |
ステアリン酸(ステアリンさん、Stearic acid)とは動物性・植物性脂肪で最も多く含まれる飽和脂肪酸(高級脂肪酸)である。分子式C17H35COOH、IUPAC組織名はOctadecanoic acidである。融点69.9℃、沸点376℃(分解)、比重0.9で、CAS登録番号は57-11-4である。
遊離酸は常温で白色の低融点の固体であり、ろうそくの原料にもなる。 親水基(COOH)と疎水基(CnH2n+1)を併せ持ち、分子が細長いので、水面/油面において1分子の膜を形成する性質がある。
[編集] ナトリウム塩
ステアリン酸は動物性・植物性脂肪で最も多く含まれる脂肪酸なので、石鹸の主成分はステアリン酸ナトリウムであり、用途としては洗剤として用いられている。
[編集] カルシウム塩
ステアリン酸カルシウム分子式Ca(C17H35COO)2、CAS登録番号は1592-23-0である。 ステアリン酸のアルカリ土類金属塩は水に対して溶解性が低い。言い換えると、ステアリン酸カルシウムは硬水中で発生する石鹸カス(スカム)の成分の一つである。製品としてのステアリン酸カルシウムは粉体の流動性向上や固結防止剤として使用される。同様に食品添加物として、潤滑剤、離型剤、安定剤、増粘剤、固結防止剤あるいはフレーバー付与補助剤として使用される。また医薬品の錠剤を形成する際の潤滑剤として日本薬局方にも収載されている。
[編集] 関連項目
C16: |
C20: |
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