スラユット・チュラーノン
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陸軍大将スラユット・チュラーノン枢密院顧問官(พลเอกสุรยุทธ์ จุลานนท์ องคมนตรี, 1943年8月27日 -)は、タイ王国の首相(2006年10月1日 -)。軍事クーデターによる暫定憲法下で総理大臣となったため、暫定的な総理大臣であるという見方が強い。
[編集] 伝記
父親のパヨームはタイ国共産党幹部。スラユットはそんな父親と別れ、軍隊に入り、対共産党戦闘の指揮を取って昇進した。共産党との戦闘後、死体の確認をしたら父親だったというエピソードは有名(後にタイム誌で「私のヒーローだ」と語った)。
一方母親は、ボーウォーラデート親王の反乱でボーウォーワデート側で指揮を執ったプラヤー・シーシッティソンクラームの娘である[1]。
1965年チュラチョームクラオ陸軍学校卒業後、陸軍に士官。陸軍第2管区司令官などの公務に就いた。1992年、1996年の2期にわたって上院議員となった。1998年10月1日から2002年9月30日まで陸軍司令官に任命された。また、枢密院(国王の諮問機関)の顧問でもある。
妻のチトラワディー陸軍大佐も元軍人である。
2007年4月4日、モンクット王ラカバン工科大学(KMITL)の理事長として、東海大学から名誉博士(工学)を授与された。
[編集] 外部リンク
[編集] 注脚
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