タマーラ・カルサヴィナ
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タマーラ・カルサヴィナ(Tamara Platonova Karsavina 1885年3月10日 - 1978年5月26日)はロシアのバレリーナ。舞踏家プラトン・カルサヴィンの娘。帝室バレエ学校を卒業後、マリインスキー劇場でデビュー。1909年から1922年までセルゲイ・ディアギレフのロシア・バレエ団のプリマ・バレリーナを務める。ニジンスキーとの共演で有名。ストラヴィンスキーの《火の鳥》の世界初演でタイトルロールを演じた。
1917年にイギリスの外交官ヘンリー・ジェームズ・ブルースと結婚してロンドンに移り、同地でバレエを教え、指導書も執筆した。1920年からイギリス王立舞踊アカデミーの設立に協力した。著名な門人にバレリーナのマーゴット・フォンテーン(マーゴット・フォンテイン)ら。