デジタルアニメ
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デジタルアニメはコンピュータ上で動画のデータを作成したアニメーション。旧来の手法はセルアニメと呼ばれる。
日本では1997年頃から普及し始めた。
セルアニメに比べて、セルを何枚も重ねることによる明るさの減少が無いこと、コンピュータによるデジタル画像処理を使うので特殊効果を簡単にかけられるという利点があり、また、色塗りの訂正が簡単で、塗料の乾燥を待つ必要が無いため量産が効き易く、近年のテレビアニメの本数増加に果たした役割は大きいと言われている。
初期のデジタルアニメは家庭用テレビの特性に合わなかったため、明るすぎることや発色に違和感があると言われていたが、最近は改善されてセルアニメを凌ぐ美しさを持つ作品も見られる。
大きく分けて、画面に表示するオブジェクトそのもののデジタル化と、効果のデジタル化がある。 前者は、ポリゴンで描写された3Dオブジェクトがデジタル技術の象徴として分かりやすい。2Dのオブジェクトは基本的にセルアニメと根幹は同じである。 後者は、フォグに代表される、作った画面そのものへの追加であり、一部の実写作品においても使用されている技術である。
[編集] 製作中にデジタルに移行したアニメ
- ゲゲゲの鬼太郎(第4作)
- ちびまる子ちゃん
- 忍たま乱太郎
- しましまとらのしまじろう
- 金田一少年の事件簿
- サイボーグクロちゃん
- ポケットモンスター
- それゆけ!アンパンマン
- GTO
- こちら葛飾区亀有公園前派出所
- 名探偵コナン
- クレヨンしんちゃん
- ドラえもん
- 天使な小生意気