忍たま乱太郎
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忍たま乱太郎(にんたまらんたろう)は尼子騒兵衛の忍者ギャグ漫画『落第忍者乱太郎』を原作とするテレビアニメ。略称「忍たま」。
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[編集] 概要
1993年4月10日からNHK総合テレビで、1994年10月3日からはNHK教育テレビで放送されている(字幕放送)。アニメ化の理由は、馬飼野康二の息子が『落第忍者乱太郎』のファンだったため。アニメ化に際し、原作題名の「落第」 という言葉が、放送局であるNHKではタブーとなっているため、「忍者の卵」、略して「忍たま」に変更された。1996年6月には劇場版アニメ『映画 忍たま乱太郎』が公開された。
2002年4月(第10期)から、セル画での製作からCGによる制作へ変更されたため、画質が変わっている。また、主題歌担当歌手も光GENJIからYa-Ya-yahに変わり、翌2003年4月(第11期)からは馬飼野康二作曲の音楽やサブタイトルアニメーションも一新された。
『忍たま乱太郎の交通安全』『忍たま乱太郎の地震用心・火の用心!』『忍たま乱太郎の自転車安全教室』『忍たま乱太郎の消防隊』『忍たま乱太郎のがんばるしかないさ』など、忍たま乱太郎を題材とした防災アニメが多数制作されている。
2003年~2004年、J-COM Broadband内で再放送された。2006年2月からは、キッズステーションでの再放送が開始されている。2006年7~8月、NHK衛星第2にて最初期の回を「BS夏休みアニメ特選」枠内にて放送した。
[編集] キャラクター
キャラクターについては忍たま乱太郎の登場人物を参照。
[編集] 放送時間
開始当初は総合テレビで土曜18時10分開始の30分番組であったが、半年の休止期間を挟んで1994年から教育テレビで毎週月曜 - 金曜17時50分開始の10分番組として復活。2003年4月から18時開始に変更となり、さらに2004年4月から現在は18時10分に放送。2005年度は土曜も放送していた。
30分番組時代は、一回の放送につき、一話をそれぞれサブタイトルの異なるAパート・Bパートに分けて放送。また、本放送後に特典コーナーやおまけ映像などがあった。1994年からは一回一話10分の放送となっている。基本的には1話完結だが、続き物の場合もある。
エンディングでは、全国の視聴者による忍たまのイラストを2枚紹介しているが、金曜日のみ、イラストを送る際の宛先を紹介している。
毎年4月~6月の3ヶ月間新作が制作され、この新作の放送された年度が一期として区分される。新作放送終了後は他期の再放送となる(ただし、オープニングは9期以前のものは10期以降のオープニングに、エンディングはその年のエンディングに差し替えとなる)。
第11期(2003年)~第13期(2005年)にかけて、オープニング後30秒程度の、「学園長」と「ヘムヘム」によるショートコントが付加されていた。特にヘムヘムはオチを狙うキャラクターだった。
- 第1期(1993年4月 - 1994年3月):土曜 18:10 - 18:40
- 第2期〜第10期(1994年10月 - 2003年3月):月曜 - 金曜 17:50 - 18:00
- 第11期(2003年4月 - 2004年3月):月曜 - 金曜 18:00 - 18:10
- 第12期・第14期(2004年4月 - 2005年3月、2006年4月 - ):月曜 - 金曜 18:10 - 18:20
- 第13期(2005年4月 - 2006年3月):月曜 - 金曜 18:10 - 18:20、土曜 17:50 - 18:00
[編集] スタッフ
- 総監督:芝山努
- 監督:河内日出夫(2期 - )
- シリーズ構成:浦沢義雄
- 脚本:浦沢義雄、阪口和久、下山健人、田村竜、大和屋暁、橋本裕志、ぜんどうひろよ、じんのひろあき、藤田伸三、田波靖男、西園悟、望月智充、板垣悟司
- キャラクターデザイン:藤森雅也
- 美術監督:野村可南子(1、2期)、浜名お孝(3期 - 12期)、工藤由美(12期 - 14期)、江島こういち(15期 -)
- 背景:アトリエローク 他
- 撮影監督:佐々木和宏(13期 - )
- 撮影:エースクリエイション 他
- 音響監督:大熊昭、小林克良(一時期)
- 音楽:馬飼野康二
- 動画チェック:江川陽司、長澤美奈子 他
- 色彩設計:村田恵理子→中島淑子
- 音響製作:オーディオプランニングユー
- スタジオ:APUスタジオ
- 効果:庄司雅弘
- 整音:山本寿→内山敬章
- 編集:松尾浩(1期)→森田清次、坂本雅紀(2期以降)
- タイトル:伊藤秀昭(1期)→馬場菜月(2期、3期)、牧正宏(3期 - 8期)、遠藤公祐(9期 - )
- アニメーション製作担当:荒川勇人(13期 、14期)、山口達也(15期 - )
- オープニングCG:吉田健治(10期 - )
- プロデューサー:久保田弘(1期 - 7期)、末川研(8、9期)、柴田裕司(10期 - )
- 制作統括:吉田圭一郎、大路幹生、北村毅、佐藤公則、瀬川忠之、渡辺昭、平田豊子、坂上浩子、吉國勲、管乙彦、植原智幸、中澤俊哉、伊原英夫、富永慎一、薄井正人
- アニメーションプロデューサー:黒木健一→岡村雅裕(亜細亜堂)、金子泰生(学研)(3期まで)
- アニメーション製作:亜細亜堂、学研(3期まで)
- 共同制作:NHKエンタープライズ21、総合ビジョン
- 制作・著作:NHK
[編集] 主題歌
[編集] オープニングテーマ
- 『勇気100%』(1993年開始 - 1994年3月)
- 『勇気100%』(1994年10月 - 2002年3月)
- 作詞:松井五郎/作曲・編曲:馬飼野康二/歌:光GENJI SUPER5
- 『勇気100%(2002)』(2002年4月 - 現在)
- 作詞:松井五郎/作曲・編曲:馬飼野康二/歌:Ya-Ya-yah
[編集] エンディングテーマ
オンエアになった順番で掲載しているが、一部が同時期に流されていたこともあった。
- 『ダンシング ジャンク』(1993年4月 - 1994年3月)
- 『DON'T MIND 涙』(1994年10月 - 1995年3月)
- 作詞:松井五郎/作曲・編曲:馬飼野康二/歌:光GENJI SUPER5
- 『SHAKING NIGHT』(1994年10月 - 1995年3月)
- 作詞:松井五郎/作曲・編曲:馬飼野康二/歌:光GENJI SUPER5
- 『四方八方肘鉄砲(初代)』(1995年4月 - 9月)
- 作詞:尼子騒兵衛/作曲・編曲:馬飼野康二/歌:繭美
- 『0点チャンピオン』(1995年10月 - 1996年3月)
- 作詞:秋元康/作曲・編曲:馬飼野康二/歌:Junichi&JJr
- 『終わらない SCHOOL DAYS』(1995年10月 - 1996年3月)
- 作詞:秋元康/作曲・編曲:馬飼野康二/歌:Junichi&JJr
- 『こうしちゃいられない』(1996年4月 - 9月)
- 作詞:松井五郎/作曲:馬飼野康二/コーラス編曲:曳田修/歌:Junichi&JJr
- 『にんにん忍たま音頭』(1996年10月 - 1997年3月)
- 作詞:秋元康/作曲・編曲:馬飼野康二/歌:SAY・S&忍たまファミリー
- 『いつだってYELL』(1997年4月 - 1998年3月)
- 作詞:松井五郎/作曲・編曲:馬飼野康二/歌:中山エミリ
- 『ヘムヘムのワルツ』(1997年)(『子犬のワルツ』のカバー)
- 『忍たまえかきうた しんべヱの段』(1997年)
- 作詞:尼子騒兵衛/作曲・編曲:馬飼野康二/歌:わらびゆうこ
- 『MEMORY&MELODY』(1998年4月 - 1999年3月)
- 作詞:山本秀行/作曲・編曲:馬飼野康二/歌:SPLASH
- 『愛がいちばん』(1999年4月 - 2000年3月)
- 『四方八方肘鉄砲(2代目)』(2000年4月 - 2002年3月)
- 作詞:尼子騒兵衛/作曲・編曲:馬飼野康二/歌:船木真弓(忍ジャーズ)
- 『世界がひとつになるまで』(2002年4月 - 2004年3月、2005年7月 - 8月)
- 作詞:松井五郎/作曲・編曲:馬飼野康二/歌:Ya-Ya-yah
- 『風』(2004年4月 - 2005年3月、8月 - 9月)
- 『桜援歌(Oh! ENKA)』(2005年4月 - 7月、9月 - 2007年3月)
- 作詞:MASA/作曲・編曲:馬飼野康二/歌:関ジャニ∞
- 『愛に向かって』(2007年4月-)
- 作詞:/作曲・編曲:馬飼野康二/歌:関ジャニ∞
帯番組となった2期以降はおもに月曜日にクレジットタイトル付きのエンディングを流し、その他の曜日は視聴者から寄せられたイラストをこれらのエンディングテーマとともに紹介していたが、8期からは連日クレジットタイトルとイラストを流すようになり、また10期・11期は金曜日のみYa-Ya-yah『世界が一つになるまで』の二番が流され、Ya-Ya-yahのコンサートでの手話ソング・バージョンとなった(クレジットタイトルはなし)。12期以降ふたたび連日クレジットタイトルとイラストを流す形態に戻った。
数曲のみ、リメイクされているものがある(『勇気100%』、『四方八方肘鉄砲』など)。
『桜援歌(Oh! ENKA)』については、関ジャニ∞のメンバーに不祥事があったため、2005年7月18日放映分から同年9月3日放映分の間使用を中止し、過去に使用されたエンディングテーマ(『世界がひとつになるまで』、『風』)が使われていた。
ジャニーズ事務所所属の歌手の曲がよく採用されている。
[編集] 忍たまがやってくる
この番組とは別に、不定期の祝日の1時間枠で、実写の公開番組「忍たまがやってくる」が放送されていた。毎回、忍たまのキャラクターと3人の悪役が着ぐるみで出演し、観客参加のコーナーもあったが、NHKの不祥事の影響により2005年度の放送で終了した。 また、放送開始から1995年まで元光GENJIの諸星和己が出演していたがグループが解散してから出演しなくなった。
[編集] その他
- 『新・小さな童話・忍たま乱太郎』という絵本シリーズが、ポプラ社から発売されている。小学校低学年向け。
- マスクプレイミュージカルが、劇団飛行船で行われた事がある。
- 日本標準の通信教育の月刊小学はつらつパルに、2005年からイメージキャラクターに採用されている。
- SKY PerfecTV!のアニメ専門チャンネル「キッズステーション」内で現在、過去の再放送を放映している。
- 中国と台湾、香港でも放送されている。題名は『忍者乱太郎(忍者亂太郎)』。