トゥルーマン・ショー
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トゥルーマン・ショー The Truman Show |
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監督 | ピーター・ウィアー |
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製作総指揮 | リン・プレシェット |
脚本 | アンドリュー・ニコル |
出演者 | ジム・キャリー エド・ハリス ローラ・リニー |
音楽 | フィリップ・グラス ブルクハルト・ダルウィッツ |
撮影 | ペーター・ヴィゾウ |
編集 | ウィリアム・M・アンダーソン リー・スミス |
公開 | 1998年6月5日 アメリカ |
上映時間 | 103分 |
製作国 | アメリカ |
言語 | 英語 |
制作費 | 6000万ドル |
『トゥルーマン・ショー』(The Truman Show)は1998年のアメリカ映画。
当初は脚本を書いたアンドリュー・ニコルが監督する予定であった。しかし、1200万ドルという巨額のギャラのジム・キャリーが主演することになったため、まだ1度しか監督経験のないアンドリュー・ニコルははずされてしまい、ピーター・ウィアーが監督として雇われた。
プロットは1959年のフィリップ・K・ディックの小説「時は乱れて」(Time Out of Joint)からいくつもアイデアを拝借しているという。
目次 |
[編集] あらすじ
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
離島のシーヘブンで、保険会社のセールスマンとして毎日決まったような生活を平凡に過ごすトゥルーマン・バーバンク(ジム・キャリー)。彼は生まれてから1度も島から出たことがない。ある日、いつものようにキヨスクで新聞を買おうとした時に、目の前をホームレスの老人が通り過ぎた。それは幼い頃、海に沈み亡くなったはずの父親だった。しかし、その老人は間も無く何者かに連れ去られてしまう。彼は自分の周囲を不審に感じ始める。
実は彼の生活は生まれたときから24時間撮影され、人生がそのままリアリティ番組として世界220ヶ国に放送されていた。住む街は巨大セット、周囲の人物は全て俳優なのであった…。
[編集] キャスト
- トゥルーマン・バーバンク:ジム・キャリー
- クリストフ:エド・ハリス
- メリル・バーバンク/ハンナ・ジル:ローラ・リニー
- マーロン/ルイス・コルトラン:ノア・エメリッヒ
- ローレン・ガーランド/シルビア:ナターシャ・マケルホーン
- アンジェラ・バーバンク:ホーランド・テイラー
- カーク・バーバンク:ブライアン・ディレイト
- 過去のトゥルーマン:ブレア・スレイター
- ローレンス:ピーター・クラウス
- ヴィヴィアン:ハイジ・シャンツ
- ロン:ロン・テイラー
- ディレクター:ポール・ジアマッティ
- ディレクター:アダム・トメイ
- マイク・マイケルソン:ハリー・シェアラー
- クロエ:ウナ・デーモン
- ネットワーク・エグゼクティヴ:フィリップ・ベイカー・ホール
- キーボード・アーティスト:フィリップ・グラス
[編集] 受賞
- ゴールデングローブ賞(第58回 1998年度)
- 男優賞(ジム・キャリー)
- 助演男優賞(エド・ハリス)
- 音楽賞(フィリップ・グラス、ブルクハルト・ダルウィッツ)
- ヒューゴー賞(1999年)
- 最優秀映像作品賞
- サターン・アワード(1999年)
- 最優秀ファンタジー映画作品賞
- 脚本賞(アンドリュー・ニコル)
[編集] 豆知識
2003年3月にフジテレビ系列の「ゴールデンシアター」で地上波初放送となるはずだったのだが、放送数日前にドキュメンタリー番組に急遽差し替えとなり、以後も放送されることはなかった。やがてフジテレビも放映権を手放してしまったか、地上波初放送が実現したのは2006年8月、テレビ東京の「午後のロードショー」での放送だった。
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