トヨタ・ベルタ
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トヨタ・ベルタ | |
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製造期間 | 2005年11月28日 – |
ボディタイプ | 4ドア セダン |
エンジン | 1KR-FE型 直3 1.0L 71PS 9.6kg・m 2SZ-FE型 直4 1.3L 87PS 11.8kg・m 2NZ-FE 直4 1.3L 87PS 12.2kg・m |
ミッション | SuperCVT-i(2WD用) コンパクトSuper ECT(4WD用) |
全長 | 4300mm |
全幅 | 1690mm |
全高 | 1460mm-1480mm |
ホイールベース | 2550mm |
車両重量 | 990kg-1120kg |
先代 | プラッツ(トヨペット店での場合) 9代目カローラセダン1300ccモデル(カローラ店での場合) |
開発担当者 | 古山 淳一 |
車台が共通の車種 | ヴィッツ ラクティス |
競合車種(2007年3月現在) | カローラアクシオ(1500ccモデル) フィットアリア ティーダラティオ(1500ccモデル) ランサーセダン(1500ccモデル) インプレッサセダン(1500ccモデル) エリオセダン(1500ccモデル) |
この表は自動車のスペック表テンプレートを使用しています |
ベルタ(BELTA)は、トヨタ自動車の小型4ドアセダン。 ベースは、2代目ヴィッツ。2007年4月現在日本国内で新車で購入できる4ドアセダンとしては唯一、3気筒1000ccと4気筒1300ccの各ガソリンエンジンが選択可能であり、特に1000ccモデルは国産車唯一の3気筒エンジンを搭載したリッターセダンとして貴重な存在である。なおこのベルタは2006-2007グッドデザイン賞を受賞している。
目次 |
[編集] 概要
プラッツの後継車として、2005年11月28日発表・発売された。1999年8月に廃止されたトヨペット店専売のコルサおよびカローラ店専売のカローラIIの代替ユーザー(双方とも特に、モデル末期のL50系ユーザー)をターゲットに小型4ドアセダンを戻すねらいもあったようだ。もっとも、もうひとつの理由として完全にカローラアクシオとのセグメント上(ベルタ→Bセグメント、アクシオ→Cセグメント)での棲み分けを図るという理由もある。特にカローラ店においては9代目カローラセダンがフルモデルチェンジ後、アクシオに改名してからは、9代目【E120系】までラインアップにあった1300ccのガソリン車と2200ccのディーゼル車(なお、E120系のディーゼル車は2004年4月のマイナーチェンジの時点で廃止)が廃止されたため、その空いたポジションを埋める役割を果たす意味合いもある。2代目ヴィッツ同様、全車アナログ式のセンターメーター(内、1.0X Sパッケージ、1.3X Sパッケージ、1.3Gはアナログ式タコメーターも装備される)を採用している。
プラッツは前期・後期共パトカーとして国費導入されているが、ベルタは宮城県警察の県費導入にとどまっている。
[編集] コンセプト
『シンプルこそが美しい』が、ベルタのデザインコンセプトである。
[編集] プラッツとの違い
プラッツには1000cc4気筒DOHC16バルブエンジン(1SZ-FE型)や1500cc4気筒DOHC16バルブエンジン(1NZ-FE型)が搭載されていたが、ベルタにはFF用に1000cc3気筒DOHC12バルブガソリンエンジン(1KR-FE型・ダイハツ製)および1300cc4気筒DOHC16バルブガソリンエンジン(2SZ-FE型・ダイハツ製)。4WD用は1300cc4気筒DOHC16バルブガソリンエンジン(2NZ-FE型)が搭載される。 プラッツに比べて、全長が120mmほど長く、全幅が30mmほど広く、全高が40mmほど低く、ホイールベースが180mmほど長く(2代目ヴィッツよりもホイールベースが90mmほど長い。これは同じく2代目ヴィッツをベースとするラクティスにも同じ事がいえる)、トランクルームが11Lほど大きく(トランク容量475L・グレードは1.3Gの2WD車に限られる)なっている。意外ではあるがベースとなった2代目ヴィッツと違い法人向けを含む全グレードに5速MT車は設定されていない。ボディサイズはE110系カローラセダンを凌ぎ初代(NHW10系)プリウスに限りなく近い。ただしボディの全幅に関しては2代目ヴィッツ(KSP90/SCP90/NCP90系)よりも5mmほど狭くなっている。なおエクステリア上で2代目ヴィッツとパーツが共通しているのはフロントサイドミラーのカウル部分のパーツおよび前後のドアアウターハンドル部分のパーツのみ。
[編集] 対抗車種
今までホンダ・フィットアリアが独占していた小型セダンのジャンルに参戦した。
[編集] 姉妹車
[編集] グレード
- 1300cc※4WDには2NZ-FE型エンジンが、2WDには2SZ-FE型エンジンがそれぞれ搭載される。
- 1000cc※2WD車のみ
- X“S package”
- X
- X“B package”(法人向け。2006年10月6日に追加、発売)
- X“A package”(法人向け。2006年10月6日に追加、発売。パワーウィンドー、ラジオ等は装備されない)
[編集] 取り扱いディーラー
[編集] 車名の由来
[編集] CM
- CMには女優の鈴木京香を起用している。
[編集] キャッチコピー
- 「そのトヨタは、私のブランドになる。」
- 「美しく生きようと思った、美しく乗ることを選んだ」
- 「new mode from TOYOTA Belta」