ドゥアラ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ドゥアラ(英語: Duala, フランス語: Douala)はカメルーン共和国最大の都市でリトラル州の州都。大西洋のギニア湾に面し北西には4070mのカメルーン山が聳えている。人口約1,600,000人(1991年)で、減少する傾向にある。
商業上もっとも重要な都市である。空港や港もあり、運輸上の中心であるとともにチャドからの輸送の中継地でもある。首都のヤウンデとは道路と鉄道で結ばれている。ウーリ川にかかるボナベリ橋によって市内は二つに大きく分かれる。
ポルトガル人が1472年に開基して以来、奴隷貿易の中心として発達した。1884年、グスタフ・ナハティガルがドゥアラにドイツの旗を立て ドイツ保護領と宣言した。以降ドイツ保護領の一部となり、第一次世界大戦後1919年以降は、フランス領カメルーンに属した。
ドゥアラ市とその周辺の地域ではバンツー語族に属するドゥアラ語が使われる。