ドブロジャ

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ドブロジャ（ルーマニア語:Dobrogea, ブルガリア語:Добруджа）はドナウ・デルタを含むドナウ川下流域から黒海にかけての一帯を指す地名である。北部がルーマニア領、南部がブルガリア領となっている。なお、ドブロジャはルーマニア語での呼び方で、ブルガリア語ではドブルジャという。

目次 1 地理 1.1 主な都市 1.1.1 ルーマニア 1.1.2 ブルガリア 2 歴史

[編集] 地理

ドブロジャという地名は、14世紀にこの地域を支配したトルコ系クマン人の王、ドブロティチ（Dobrotici）に由来するという説がある。この地方は平均標高200～300mの丘陵（マチン山塊の最高峰は467 m）が連なる高原地帯とドナウ・デルタから構成される。近年、黒海沿岸はリゾート地としてよく知られている。

[編集] 主な都市

[編集] ルーマニア

• コンスタンツァ
• マンガリア
• メジディア
• トゥルチャ

[編集] ブルガリア

• シリストラ
• ドブリチ

[編集] 歴史

• 1420年　オスマントルコに編入
• 18世紀～19世紀　露土戦争
• 1829年　アドリアノープル条約でドナウデルタが帝政ロシアに編入
• 1856年　クリミア戦争の後にドナウデルタはオスマントルコに返還
• 1878年　ベルリン条約で、ルーマニア王国は南ベッサラビアと交換に北ドブロジャを獲得
• 1913年　第2次バルカン戦争の結果、ブカレスト条約によって南ドブロジャはルーマニアに編入
• 1940年　クライヨヴァ協定によって南ドブロジャはブルガリアに編入、1947年のパリ条約で確定し、現在にいたる