ニューヨーク・ニュージャージー港湾公社
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ニューヨーク・ニュージャージー港湾公社 (—こうわんこうしゃ, Port Authority of New York and New Jersey, PANYNJ) は、ニューヨーク・ニュージャージー両州にまたがる港湾地域で、公共輸送機関の開発・所有・管理・運営などを行う地域開発公団である。
なお、ニューヨーク・ニュージャージー港湾公社は州や市の外局とはまったく性質の異なる公共企業体なので、これを「港湾局」と訳すのは誤りである。
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[編集] 概要
ニューヨーク・ニュージャージー港湾公社は、「ニューヨーク・ニュージャージー港湾地域」において数多くの公共輸送事業を運営している。この「港湾地域」とは、ニューヨーク・ニュージャージー両州の州間協定によって1921年に画定された特区で、自由の女神像から半径25マイル (約40km) 以内の、約3,900km²の地域をさす。
この中で港湾公社は、ニューアーク=エリザベス港海運ターミナル、ジョン・F・ケネディ国際空港、ニューアーク・リバティ国際空港、ラガーディア空港、ホランド・トンネル、リンカーン・トンネル、ジョージ・ワシントン・ブリッジ、パストレイン、ポートオーソリティー・バスターミナルなどを運営しており、2001年まではワールドトレードセンターの運営も行っていた。また港湾公社は、1,600人規模の独自の警察組織ポートオーソリティー警察も運営している。