バケットヘッド
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バケットヘッド(Buckethead、本名:ブライアン・キャロル、Brian Carrol、1969年 -)、はアメリカのギタリスト、作曲家である。
これまでにソロアルバム、ビル・ラズウェル、ブーツィー・コリンズ、システム・オブ・ア・ダウンのサージ・タンキアンとのコラボレートアルバムをリリースしており、名人芸とも言えるギターテクニックを持つ。
バケットヘッドは、ケンタッキーフライドチキンの紙バケツと白い仮面を被っている。ホラー映画のハロウィンシリーズでマイケル・マイヤーズの被ったものと同様の仮面である。また、鶏小屋で鶏とともに育ったというバイオグラフィを持つ。
日本のアニメや特撮好きという一面を持つ。『ジャイアント・ロボット』など、彼のアルバムの幾つかは日本の特撮ジャイアントロボをモチーフにして製作された。
2000年から2004年まで、ガンズ・アンド・ローゼズのメンバーであったが、個人的な問題により脱退している。
バケットヘッドはまた、Death Cube Kという名前でも音楽を発表している。これは「バケットヘッド」のアナグラムであり、ソニーレーベルとの契約において係争中に使用された。SF作家であるウィリアム・ギブスンは後に"Death Cube K"という名称を、作品「あいどる」中で酒場の名称として拝借している。
雑誌「リヴォルヴァー」でのインタビューにおいて、オジー・オズボーンは自らのツアーオズフェストにおいてバケットヘッドに演奏を依頼したが、変装せずに演奏することをバケットヘッドが拒否したことを明かしている。
2005年には、バケットヘッド&フレンズ名義で『エンター・ザ・チキン』というアルバムをリリースした。デス・バイ・ステレオのシンガーであるエフレム・シュルツらとのグループである。このアルバムは、バケットヘッドのギタースキルと共に古風な指向であることが挙げられる。