バブルへGO!! タイムマシンはドラム式
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バブルへGO!! タイムマシンはドラム式は2007年2月10日公開の日本映画。
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[編集] ストーリー
「バブルは、崩壊して初めてバブルとわかる」 - 2007年3月、800兆円の借金を抱え破綻の危機に瀕した日本経済。財務官僚の下川路功は諸悪の根元を1990年のバブル崩壊にあると考え、タイムマシンで歴史を遡りバブル崩壊を阻止しようと計画する。彼は偶然から洗濯機型タイムマシンを発明した昔の恋人・田中真理子を1990年3月の東京に送り込むがほどなくして彼女は消息を絶った。
死亡として処理された真理子の葬儀の席で、下川路は彼女の娘・真弓と出会う。事実を知った真弓は母を捜すため1990年の東京にタイムトラベルするが、そこには2007年の感覚からすると想像を絶するようなバブル文化に浮かれる人々がいた…。
果たして真弓は17年前の下川路と協力してバブル崩壊を阻止し、母と再会することができるのだろうか?
[編集] キャスト
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] ストーリーの主軸となる人物
- 下川路功 - 阿部寛:財務省の窓際族官僚。タイムマシンで歴史を遡り1990年の時点でのバブル崩壊を阻止しようと考えている。1990年の時点では女性関係がだらしない軽薄な若手大蔵官僚。
- 田中真弓 - 広末涼子:フリーター。多額の借金を抱えキャバクラでバイトしている。下川路によってタイムマシンで1990年の東京に送り込まれる。
- 宮崎薫 - 吹石一恵:TVレポーター。1990年の時点ではボディコンファッションに身を固め、下川路を追い回して特ダネをモノにしようとしている。
- 高橋裕子 - 伊藤裕子:1990年の時点でも2007年の時点でも芹沢の秘書。薫にライバル意識を燃やしている。
- 田島圭一 - 劇団ひとり:2007年の時点では真弓につきまとう借金取り。1990年の時点では長銀への就職を控えた新卒大学生。
- 菅井拓郎 - 小木茂光:財務省の窓際族官僚で下川路の同僚。下川路のタイムマシン計画に協力する。
- 玉枝 - 森口博子:2007年の時点では真弓がバイトしているキャバクラのママ。1990年時点では赤坂一の売れっ子芸者。
- 芹沢良道 - 伊武雅刀:1990年の時点では下川路の大蔵省での上司(金融局長)で、その後のバブル崩壊につながる決定を下そうとしている。2007年の時点では大蔵省を退職後「芹沢ファンド」代表。
- 田中真理子 - 薬師丸ひろ子:真弓の母で日立家電研究所の研究員。下川路の学生時代の恋人。偶然から洗濯機型タイムマシンを発明することになり、下川路の計画に協力して最初に1990年の東京に送り込まれるが消息を絶つ。
[編集] カメオ出演(すべて本人役)
- 飯島愛 - 1990年時点では六本木のディスコで踊っているただの素人。
- 飯島直子 - 1990年時点ではまだ駆け出しの新人TVタレント。
- 八木亜希子 - 1990年時点では入局2年目の新人アナウンサー。
- ラモス瑠偉 - 1990年時点ではJリーグ開幕以前の読売FC選手。
[編集] 劇中劇出演(すべて本人役)
- 露木茂 - 劇中に流れる1990年当時のニュース映像(FNNスーパータイム)で登場。
- 松山香織 - 同上。
- 鷲尾いさ子 - 劇中に流れる1990年当時のCM映像で登場。
- 今井美樹 - 同上。
- 小野ヤスシ - 劇中に流れる1990年当時のテレビ番組(スターどっきり(秘)報告)の映像で登場。
[編集] 主題歌
- 加藤ミリヤ「Eyes on you」(ソニー・ミュージックエンタテインメント)
[編集] スタッフ
[編集] 備考
- 本作に登場するタイムマシンは特別協賛の日立製作所のグループ会社、日立アプライアンス製洗濯機をベースにしたという設定になっている。この事もあり、2007年現在、日立製作所製の洗濯乾燥機「ビッグドラム」のテレビCMの際には、「洗濯機の中には絶対に入らないでください。危険です。」のテロップが表示されている。
- 原案コミックは気まぐれコンセプトクロニクルに収録されている。ストーリーは大幅に違い、原案コミックでタイムマシンに乗るのは主人公ヒライ。タイムマシンはエレベーターに変更されている。
[編集] 外部リンク
[編集] 関連項目
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