クイズ!年の差なんて
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『クイズ!年の差なんて』(クイズとしのさなんて)は1988年10月から1994年9月までにかけてフジテレビ系列で放送されていたクイズ番組である。
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[編集] 概要
出演芸能人がアダルトチームとヤングチームに分かれて解答をする。アダルトチーム(おおむね40代以上)には常識であってヤングチーム(おおむね20歳前後)には知られていない問題、逆にヤングには常識でアダルトが知らない問題を交互に解答し、その「常識」の違いを楽しむということをテーマとした人気番組である。ちなみに番組名にある「年の差」とは、一般に言われる「年の差(肉体年齢・精神年齢・体力年齢・文化年齢)」のうち、「文化年齢(ジェネレーションギャップ・世代差)」のことである。すなわち、現代・過去の世相、風俗、流行をクイズ形式で紹介するものでもある。番組開始当初は水曜日の30分枠だったが人気が上昇したため1990年10月に木曜日の1時間枠に移った。1990年頃から1993年の夏頃までは高視聴率をキープしたが、1993年10月のリニューアルの頃から裏番組の影響で視聴率が低迷し始め、半年後に再び大幅にリニューアルしたが、視聴率の低迷は続き、1994年9月で終了した。しかし、この番組は視聴者の記憶に残る印象的な番組であった為、1996年4月4日に『クイズ!年の差なんて ガンガンスペシャル』として復活し、さらに2006年6月13日の『カスペ!』にて藤井隆・MEGUMIの司会で『クイズ!年の差なんて 2006』として10年ぶりの復活を果たした。また、2007年2月13日には映画『バブルへGO!!』公開記念として『クイズ!年の差なんて バブルへGO!!スペシャル』と題して従来のスタイルを変え、特別バージョンとして復活した。
また、当初に番組が放送されていた水曜夜7時30分の枠は、『逆転クイズジャック』『スター千一夜』の後番組として始まった『うる星やつら』以降アニメ枠となっており、『F』が金曜夕方に枠移行したと同時に一旦途切れたが、1995年の『クマのプー太郎』から再びアニメ枠となった。
[編集] 司会者
※1996年4月放送の『ガンガンスペシャル』
※2006年6月放送の『クイズ!年の差なんて 2006』、2007年2月放送の『バブルへGO!!スペシャル』
[編集] 放送時間
- 水曜日/19:30~19:58 (1988年10月~1990年9月)
- 木曜日/19:00~19:54 (1990年10月~1994年9月)
[編集] 主な解答者
[編集] 前期・中期(水曜日・木曜日前期)(1988年10月~1994年3月)
[編集] アダルトチーム
- 寺島純子(1989年の女優業再開まで)
- 沢たまき(初期)
- 高島忠夫
- 司葉子
- 三橋達也
- 三ツ矢歌子
- うつみ宮土理
- 岡田真澄
- 藤村俊二
- 朝丘雪路
- 水前寺清子
- 南田洋子
- 松崎悦子
- 小野ヤスシ
- 村野武範
- 中村メイコ
[編集] ヤングチーム
[編集] 最晩期(木曜日後期)(1994年4月~1994年9月)
[編集] アダルトチーム
[編集] ヤングチーム
[編集] ガンガンスペシャル(1996年4月)
[編集] アダルトチーム
[編集] ヤングチーム
[編集] カスペ! 『クイズ!年の差なんて 2006』(2006年6月)
※放送日が『Wぅ杯 番組交流戦スペシャル』期間中で番組紹介を兼ねていた為、『』には各解答者のモニターに表示されていた番組名を記載
[編集] アダルトチーム
- 柴田理恵『笑っていいとも!』
- 上島竜兵(ダチョウ倶楽部)『爆笑そっくりものまね紅白歌合戦 スゴイネタ100連発だスペシャル』
- 大塚範一『めざましテレビ』
- 美保純『Dのゲキジョー~運命のジャッジ~』
- 勝俣州和『笑っていいとも!』
[編集] ヤングチーム
- 若槻千夏『スーパー競馬』
- 加藤夏希『水10! ココリコミラクルタイプ』
- 石垣佑磨『ジャンクSPORTS』
- YUCALI(HALCALI)『新堂本兄弟』
- 小倉優子『笑っていいとも!』
[編集] カスペ!『クイズ!年の差なんて バブルへGO!!スペシャル』
映画『バブルへGO!!』公開記念で放送。通常の「ヤングチーム」対「アダルトチーム」ではなく、バブル期に青春を謳歌した35歳以上の「バブルチーム」とバブル期を体験していない26歳以下の「アンダーバブルチーム」の対抗戦形式で行った。
[編集] バブルチーム
[編集] アンダーバブルチーム
[編集] ナレーター
- (初期)長野智子(当時のフジテレビアナウンサー)
- (初期~中期(93年9月まで)・ガンガンスペシャル時)山本百合子
- (後期時)難波圭一
- (末期時)西山喜久恵(フジテレビアナウンサー)
- (2006)TARAKO
- (バブルへGO!!)大塚芳忠、住友七絵
[編集] その他レギュラー
- ピンクの電話(クイズのVTRに出演)
- 竹内が上司、清水がOLを演じたコント形式で死語に関するクイズの出題をした「死語の世界」が人気であった。
- ホンジャマカ(クイズのVTRや、番組中期の10人ボーリングのコーナーに出演)
- デンジャラス(クイズのVTRに出演)
- 極楽とんぼ(クイズのVTRに出演)
- ローリー寺西(番組後期のローリーランキングのコーナーに出演)
- 本田みずほ(クイズのVTRに出演)
- アンガールズ(クイズのVTRに出演、2006のみ)
- ペナルティ(クイズのVTRに出演、2006のみ)
- 菊地陽子(番組初期にいた、初代アシスタント=マスコットガール)
- 山田純世(番組末期にいたアシスタント
- 阿部寛(バブルナビゲーターとしてクイズのVTRに出演、バブルへGO!!スペシャルのみ)
- ゲストパネラーの広末同様、映画「バブルへGO!!」の宣伝も兼ねている。
[編集] ルール
[編集] 初期~末期・ガンガンスペシャルまで共通のルール
※あくまでも基本的なものであり、必ずしもこの通りではないコーナーもある。
- アダルトチームとヤングチームのチーム対抗戦形式。
- 基本的に筆記式で解答するが、後に違う解答形式の問題も登場した。
- 問題はアダルトチームのみ解答する「ヤング問題」、ヤングチームのみ解答する「アダルト問題」、全員が解答する「共通問題」の3種類。
- 最終問題などを除く各問題には「NGワード」が1つ(例外もあり。後述)設定されており、これを書いてしまうと(主に20点が)減点され、更に減らされた得点が相手チームの得点に加算される。但し、最初期は減点のみであった。
- 正解時のBGM(但し、指名歌詞穴埋めクイズで正解したときは流れた)、全員不正解時のBGMは基本的にはなかった。
[編集] 初期のルール(1988年10月~1990年9月)
アダルトチーム(青緑の解答席)とヤングチーム(紫の解答席)は4名ずつ。 正解すると解答席にある☆(星形)のランプが1個ずつ点灯し、個人の成績を表していた。のちに☆(星型)のランプが撤去され、アダルトチームの解答席の形が丸いものになった。
- 基本ルールは上述の「共通のルール」の通り。
- ごく初期(放送数回目まで?)にはヤング問題・アダルト問題という分け方はなく、ヤングチーム・アダルトチームともに同じ問題を解答していた。
- 最終問題は「年の差 カップル当てクイズ」という女性(男性)を見て、その彼氏(彼女)を当てる4択クイズが出題された。
- 最終問題は共通問題でNGワードの設定は無し。正解時の得点は通常問題(20点)の倍の40点。
- 優勝チームは番組の最後に海外旅行をかけたゲームを行う。裏返された4×3のパネルの各項目(1.人数、2.場所、3.行動)から1つずつ選んで文章をつくるもの。
- 例:「3人で」「ハワイに」「遊びに行く」なら優勝チームのうち3人にハワイ旅行だが、最後が「行った気になる」ならハワイのお土産セット、「電話する」ならテレホンカードセットのように賞品が決まる。
-
- このゲームは好評で「FNS番組対抗!なるほど!ザ・春秋の祭典スペシャル」でも用いられた。
- このゲームで使うパネルは専用のセットが用意され「年の差ボード」と呼ばれていた。
[編集] 中期のルール(1990年10月~1993年9月)
セットがリニューアルし、アダルトチームは蒸気機関車を背景にした緑の解答席、ヤングチームは蒸気船を背景にした橙の解答席になった。ラテン曲「テキーラ」をモチーフにしたようなシンキングタイムのBGMもこの頃から使われる様になり、番組の名物となった。この番組のいわゆる全盛期にあたる時期である。
通常のクイズ(筆記式の問題)の他、以下のようなコーナーがあった。
- 早押し問題
- 「早押し スリーヒントクイズ」
- 一つずつ提示されるヒントを基に物(お題)を当てる。大抵、第2ヒント、第3ヒントのいずれかはダジャレによるヒントであった。
- 後に、6ヒントクイズまで拡張された
- 「年の差 3D」
- ある模様を特定の点に焦点を合わせて見ると、模様に文字が浮かんで見えるので、何と書いてあるかを当てる。当時日本で流行していた3Dと呼ばれるステレオグラムを使ったもの。
- 答えがわかったら、司会者に耳打ちで解答する早抜け形式(制限時間内であれば、何人でも正解できた)
- 番組中期の終わり(1993年9月末)から後期の途中までの時期に出題された。
- 「早押し スリーヒントクイズ」
- 早押し問題のコーナーには「NGワード」のルールは無かった。
- 「指名制歌詞穴埋め問題」
- それぞれの世代のヒット曲の歌詞の一部が隠されているので、正しい歌詞を答える。ヤング問題アダルト問題それぞれ出題。
- 元々は、「歌詞穴埋め問題」という通常の筆記式の問題だったが、好評のため「指名制歌詞穴埋め問題」としてバージョンアップした。
- 解答形式は筆記式で、出題しているチームが解答しているチームから1名ずつ順に指名して答えを出させるルール。1人目で当たられたら40点、以下1人指名するごとに10点刻みで得点が下がる。正解が出るか全員不正解、もしくは「NGワード」が出た時点で終了。
- 指名の際は解答者の名前を呼ぶのが基本だが、ヤングチームがアダルトチームの一人を指名する時は、愛称で呼ぶパターンもあった。(例:高島忠夫には「イェーイ」、うつみ宮土理には「ケロンパ」、藤村俊二には「おひょいさん」、岡田眞澄には「ファンファン」等)
- 番組中期の終わり頃からは得点ルールが変わり、正解者が出た場合は「年の差シャッフル」と呼ばれるルーレットに挑戦し、止まった場所に書かれている得点が加算された。(最高100点~0点)
- なお、1993年9月の「だっよ~んスペシャル」から後期までは、通常の筆記式の問題に戻り、「年の差シャッフル」で止まった得点の正解人数分が加算された。その後は通常の筆記式の問題(書き問題)の得点(20点)に変更され、実質、通常の筆記式の問題と同じ形になった。
- 「ナメキリコーナー」
- ヤング・アダルトにとって最も簡単な問題が出題される。(グループ人数の計算など)
- 「ダブルNGワードコーナー」
- 「NGワード」が2つ設定されているが、正解すると40点貰える。
- 特番の時は更に、3個以上の「NGワード」が設定されている亜種問題が出題されたこともあった(その分、正解時に獲得できる点数は高く設定されている)。
勝利チームに与えられる賞品を賭けたゲームは初期と同じであったが、パネルの項目が次のように変更されている。
- 1.人数×4、2.場所×2、3.誰:「勝ちチーム」または「年の差会員」×3、4.行動×4
- 「年の差会員」とは、番組に葉書を送った視聴者のこと。賞品が年の差会員に当たった場合、抽選で獲得者が選ばれた。
- 両チーム引き分けの際は年の差会員にプレゼントが当たるようになっていた。
- この頃のエピソード
- ヤングチーム(アダルトチームも一部パネラーが)がシンキングタイムのBGM(2006年6月13日、2007年2月13日放送の復活版でも使用された)に合わせて踊ったり、ゆうゆが解答フリップに描く「ナス」、森口博子が解答フリップに描く「自画像」がお馴染みになったのがこの時期である。
- 番組のマスコットが作られた。怪獣の子供というようなキャラクターで、名前は「年の差」から取った「とっしー」君。
- 1992年4月~1993年9月は7時30分からプロ野球中継を入れるため、30分の短縮バージョンで収録・放送されることもあった。番組開始時には司会者が番組名の掛け声を出すが、この短縮バージョンでの掛け声は「クイズ!年の差なんて30(サーティー)!」であった(ちなみに当時はこの番組の後19時55分から5分間はローカル枠で、フジテレビの場合はFNNニュース(火、金以外の曜日に放送)とあすの天気(木曜日のみ)を放送していたが、30分の短縮バージョンの場合はローカル枠はなかった)。
- 全員NGワードが1回だけ出たことがある(アダルトチーム)
- 1993年1月7日に放送された「~アンビバスペシャル」(19:00~20:54)では番組の最高視聴率28.4%をマークした。(ビデオリサーチ・関東地区)ただこの特番だけは、通常の「ヤングチーム」VS「アダルトチーム」ではなく、「高島チーム」「藤村チーム」「岡田チーム」等レギュラー陣がキャプテンとなった6チームの対抗戦形式で行った事もある。
- 「指名制歌詞穴埋め問題」で「年の差シャッフル」が初登場した時、ためしに司会の山田邦子が挑戦し、「ストップボタンを押したところから7マス進んで止まったよ」と感想を言ったところ、実際のシステムもそのように作られていたようで、その後に挑戦した「ヤングチーム」の中山秀征が、いとも簡単に100点を獲得したことがあった。
- 正解の解答を思わずポロリと口に出してしまうハプニングがまれにあった。その当事者は、アダルトチームの高島忠夫と藤村俊二、そしてヤングチーム司会者の山田邦子だった。特に山田邦子の場合、水前寺清子の「いっぽんどっこの唄」の歌詞問題で、「わ~かいときゃ~に~どな~い ○○とやれ♪」の「○○」の歌詞当てで、山田は「どん!(とやれ)」と思わず正解部分まで歌ってしまったのである。当時アダルトチームのゲストで出演していた水前寺清子は激怒、逃げる山田を追い掛け回して捕まえた後に水前寺は「いつも歌っているからって、なんでそこまで歌うんだよ!!」と叱り飛ばしていた。
[編集] 後期のルール(1993年10月~1994年3月)
セットをリニューアルし、アダルトチームはちょうちょを背景にしたてんとう虫の形をした解答席(野菜と昆虫をイメージしたセット)、ヤングチームはぶどうを背景にしたメロンの形をした解答席(フルーツをイメージしたセット)になった。また、筆記式の問題(書き問題)の解答方法がフリップ式からモニター式に変わり、解答席の上部にモニターが設置された為、得点表示板が中央のマルチ画面の横に移動した。シンキングタイムのBGMも当時流行っていたサッカー「Jリーグ」の応援曲をモチーフにしたものに変わり、「NGワード」発表時のSEも変更された。
- 4リールのスロットに紛れている4文字を並べると出来る言葉を当てる「年の差ジャックポット」、ルービックキューブの要領で揃うと誰の顔になるのかを当てる「カオダケBOX」等、早押し問題が増加。
- 後期の筆記式の問題(書き問題)に関しては「歌詞穴埋め」以外は共通問題が中心になり、暫くの間「アダルト問題」「ヤング問題」の区分はなくなっていた。
- 勝利チームに与えられる賞品を賭けたゲームは中期と同じだが、「誰」の項目の内容が「年の差会員」から「負けチーム」に変わった。
- 年の差会員の廃止に伴い、後期と末期には視聴者プレゼントクイズがあった。賞品は3Dのビデオ、番組のボードゲーム(末期には司会者の2人が描かれていた純金製番組テレフォンカード)のいずれかだった。
- NGワードの表示フリップが丸文字の手書き体からゴジック体に変更された。
- 中期の頃(1990年10月~1993年9月)は、ヤングチームがシンキングタイムのBGMに合わせて踊っていたが、シンキングタイムのBGM変更に伴い、この頃はリズムに合わせてタンバリンをたたいていた。
[編集] 末期のルール(1994年4月~1994年9月)
セットとロゴがリニューアルし、アダルトチームは赤の解答席、ヤングチームは青の解答席になった。また、筆記式の問題(書き問題)がモニター式から再びフリップ式に変更され、これに伴いチームの得点表示板も解答席の上部に戻った。また、他にも以下のような変更がなされた。
- 各チーム解答者が5人に増え、今までの横一列から上下ひな壇状に並ぶようになった。
- 問題テロップが画面下部ではなく、全体に表示された。
- シンキングタイムのBGMが変更され、「NGワード」の発表も爆弾のCGが使われ、よりダイナミックなものになった。
- 両チームとも解答者の若返りが図られた。また、出題VTR出演者も交代。
- 各解答者席に個人の得点用の小さいデジタル得点表示板が設置された。
- 勝利チームに与えられる賞品を賭けたゲームは神経衰弱ゲームに変わり、司会者の2人が描かれたカードを出した枚数によって賞品を決めていた。のちに時間の関係でカットした為、廃止され、テーマごとの賞品が贈られるようになった。
- 勝ちチーム・負けチームに関わらず、個人得点トップにも賞品(金貨)が贈られた。
また、以下のコーナーがあった。
- 「クイズ 8の6サシ」(「クイズ はちのむさし」と読む)
- 提示された8つのキーワードのうち1つずつ選択し、問題を出題。出題内容は「ヤング問題」「アダルト問題」「共通早押し問題」の3つが隠されていた。6問を出題して終了。末期のメインコーナーだった。
- 最終問題
- 「年の差 HIGH&LOW」
- 最初に設定された2つの年(西暦)より1つを選び、ある出来事がその年より前の出来事か後の出来事かを当てるクイズ。
- 例:「設定年は1990年。瀬戸大橋開通は1990年より前?後?」
- 最大6問まで出題し、正解すれば次の問題に進み、間違えれば終了となる。得点は最初の問題を正解したら20点、2問目も正解したら倍増の40点、次も正解なら更に倍の80点・・・という形式。
- 前のコーナー終了時に負けチーム先攻となり、先攻チームが相手チームの得点より下回ることが確定したり、後攻チームが先攻チームの得点を上回ったりした時点、つまり優勝が決定した時点で終了。
- 「年の差 HIGH&LOW どっちが前?」
- 上記の「年の差 HIGH&LOW」とは異なり、2つの選択肢のうち、どちらが前の出来事なのか当てるクイズだった。それ以外のルールは同じ。
[編集] ガンガンスペシャルのルール
早押し問題は無く、初期~末期までの「ナメキリコーナー」(通常の書き問題よりも難易度が低い問題を出題)が中心だった(シンキングタイムのBGMは末期のものが使用された)。中期の「指名制歌詞穴埋め問題」、末期の「年の差 HIGH&LOW」もあった。この時の優勝チームには旅行・賞品ではなく賞金100万円だった。
[編集] 年の差なんて 2006のルール
内容は中期ルールをベースに行われた。
- 筆記式の問題(書き問題)の解答方式が後期のモニター方式になり、さらに番組名・名前・年齢の表示、NG命中時の表示も一括してモニターで表示される形になった(そのため解答席にネームプレートやNG命中時に点滅する×印は存在しなかった)。また得点表示もLEDの電光掲示板からモニター表示になった。
- モニターは各解答席に組み込まれる形で設置され、チームの得点表示用モニターは解答席の上部に設置された。
- 解答者席は末期の上下ひな壇状で各チーム5人ずつだった。
- 解答席の色はアダルトチームは水色を基調とした青の解答席、ヤングチームは橙色を基調とした赤の解答席だった。
- シンキングタイムのBGMや「NGワード」発表のSEは中期のものを使用した。
- 出題された問題は、通常の「NGワード」有りの書き問題以外に、「3ヒントクイズ」(中期に行われていた早押しクイズ制ではなく、オープニングに解答者の紹介を兼ねて1人1問ずつ出題)、「指名問題」(中期以降の「指名制歌詞穴埋め問題」と基本的に同じ。ただし「NGワード」は無く、問題も歌詞穴埋め以外から出題された)、最終問題は「母親当て問題」(4人の顔写真の中から、はなわの母親を当てる共通問題)が出題された(ちなみに中期ルールでは、最終問題は40点だったが、今回は30点だった)。早押し問題は出題されなかった。
- なお「3ヒントクイズ」では、初代司会者である桂三枝もVTRで出演した。
- 優勝チームは最後に旅行をかけたゲームを行った。裏返されたパネル(1.誰×3、2.場所×3、3.行動×3)から選んで文章をつくるもので、パネルの内訳は、「誰」には勝ちチーム2枚・負けチーム1枚、「場所」は国内(旅行)・海外(旅行)・フジテレビ、「行動」は遊びに行く・行った夢を見る・見送りに行く。なお、パネルは専用のセット(年の差ボード)ではなく出題等に使っていた正面の九面モニターを使って実施(そのため「プレゼントパネル」と呼んでいた)。「海外へ」「遊びに行く」(誰はどちらでも良い)が揃えば(番組では「目的地が海外なら」と言っていた)、視聴者にも海外旅行(バリ島旅行)がプレゼントされた(実際に揃った)。
[編集] バブルへGO!!スペシャルのルール
内容は通常のルールと全く別の形式で行われた。
- 回答者席は人数の関係上、バブルチームは上下ひな壇上でイスに早押しボタンのみのセットで、アンダーバブルチームは『年の差なんて 2006』同様の上下ひな壇上でモニターつきボックスのセット。
- 主に、アンダーバブルチームに対してバブル期の事象からクイズを出題(早押し問題とNGワード無しの書き問題)。反対にバブルチームに対しては、2問程度、最新流行にまつわる早押しクイズが出題されたのみである。(共通問題は無し)
- 書き問題でのシンキングタイムのBGMは前回同様中期のものを使用。
- 今回は得点や「NGワード」等がなく、当然勝敗決めや優勝チームの旅行をかけたゲームも行わなかった。
- また、正解発表後には、(主に)バブルチームのメンバーがバブル時代のエピソードを語ったり、バブル時代の流行を再現していた。中では曲名当てクイズにおいて、サンプラザ中野が登場して、バブル当時に流行った「リゾ・ラバ」を熱唱した。
[編集] レギュラー番組時代で放映していたネット局(時差ネットも含む)
放映当時の系列=■:フジテレビ系、◆:日本テレビ系、●:TBS系、★:テレビ朝日系
- ■フジテレビジョン
- ■北海道文化放送
- ◆(1991年9月まで★とのクロスネット)青森放送
- ●岩手放送(現:IBC岩手放送)→■岩手めんこいテレビ
- ■(現:★)山形テレビ(1993年3月に途中打ち切り)
- ■仙台放送
- ■秋田テレビ
- ■福島テレビ
- ■新潟総合テレビ
- ■長野放送
- ◆山梨放送
- ■富山テレビ放送
- ■石川テレビ放送
- ■福井テレビジョン放送
- ■テレビ静岡
- ■東海テレビ放送
- ■関西テレビ放送
- ■岡山放送
- ■山陰中央テレビジョン放送
- ■テレビ新広島
- ◆(1993年9月まで★とのクロスネット)山口放送
- ◆四国放送
- ■愛媛放送(現:テレビ愛媛)
- ●テレビ高知(30枠時代のみネット)
- ■テレビ西日本
- ■サガテレビ
- ■(1990年9月まで◆とのクロスネット)テレビ長崎(1990年9月までは時差ネット、木曜日に移転後同時ネット)
- ■(1989年9月まで★とのクロスネット)テレビ熊本
- ■◆(1993年9月まで★とのクロスネット)テレビ大分
- ■◆★テレビ宮崎
- ■(1994年3月まで◆とのクロスネット)鹿児島テレビ放送(1990年9月までは時差ネット、木曜日に移転後同時ネット)
- ■沖縄テレビ放送
[編集] 提供スポンサー
- P&G
- 日動火災(現:東京海上日動)
- 第一製薬(現:第一三共ヘルスケア)
- トヨタ自動車
- 森永製菓
- モービル石油(現:エクソンモービル)
- アサヒビール
- ヤマザキパン
- ピップフジモト
- ダリヤ
- 小野万
- Schick
- アルペン
[編集] テーマソング
いずれも1時間枠移行後(1990年10月以降)。
- オープニング
- 番組中期は、テレビアニメ「ドラゴンクエスト」のサウンドトラックに収録されている「The Birth」を使用していた。
- エンディング
- 2~3ヶ月毎に曲を入れ替えていた。主な曲は以下の通り。
[編集] その他
- 番組が好評だった当時、「NGワード」という言葉は半ば流行語扱いされ、番組が終了した現在でも「禁句」を意味する言葉として使われることがある。
- 一般視聴者から「年の差会員」を募り、運が良ければ最後の旅行をかけたパネルで旅行(あるいは賞品)が当たる可能性があった。水曜19時30分枠時代は両チーム引き分け時のみだったが、木曜夜7時枠時代は勝敗関係なく「年の差会員」の回も何度かあった。この制度は1993年9月の2時間スペシャルから廃止された。
- レギュラー放送時、視聴者からの投書で最も多かったのは「アダルト問題はヤング問題に比べて易しすぎる」という物であった。また、アダルト問題は教科書や近代史を扱う書籍など出典がはっきりしている物がほとんどであったのに対し、ヤング問題はごく一部の地域だけ、人達だけで用いられている物がかなりあった。そのため当時のヤングチームの解答者と同年代の視聴者から「自分はそれは全然知らなかった」「そんな言葉は聞いた事ない」という投書が多かった。
- 番組コンテンツに近い番組として1997年10月に『強力!木スペ120分』枠で『クイズ!!おやじっちこどもっち』(司会:田代まさし、鈴木紗理奈 ヤングvsアダルトではなく5組の仮想ファミリーで優勝を競うクイズ番組)、2000年2月『火・曜・特・番!!』枠で『これが年の差なんてだろ!?』(司会:キャイ~ン、八木亜希子 ヤングvsアダルトだったが勝敗を競うものではなかった)が放送された。
- 関西ローカルでは、同時期にABCテレビの『ナイトinナイト』枠で、類似コンセプトの『おっちゃんVSギャルクイズ合戦』が放送された。司会は、『年の差なんて』と同じく桂三枝。この番組が関西で成功を収めたため、三枝自身が東京のテレビ局に企画を売り込んだのではないか、という説もある(ちなみに『クイズ!年の差なんて』のスタッフロールには、企画・原案として桂三枝の本名である河村静也の名がある)。
- また、ヤング対アダルトの対戦形式は、同系列で放送している『新春かくし芸大会』や系列の東海テレビが制作していた『年の差バトル!!言い分vsEぶん!!』でもとられた。
- テレビ東京でも、同時期に『新伍のギャップが素敵』という類似番組が放送されていた。チームの名前は「オールドチーム」と「若者チーム」だった。
- 日本テレビでも、番組終了後に『とんねるずの生でダラダラいかせて!!』で『クイズ年の差なんちて!違うか!』(後に『クイズ生ダラ年の差なんちて!』に改題)という当番組のパロディーコーナーがあった。チームの名前は「オヤジチーム」と「ヤングチーム」だった。
- そして当のフジテレビでも、『邦ちゃんのやまだかつてないテレビ』で『クイズ!年の差なんちゃって』というパロディ版を放送した。これは本家のスタジオ及びBGMをそのまま使用しており、司会も山田邦子本人が務めた(桂三枝は出演せず)。内容は、男女のカップルの年齢差を当てるクイズ企画。正解と比べて年齢差がありすぎる解答をすると「NGワード」扱いとなっていた。
- もう一つ当のフジテレビでも「ラスタとんねるず'94」のコーナー『スピッティングイメージジャパン』で『クイズ!お年の差なんて』というパロディ版を放送した。
- 『深夜戦隊ガリンペロ』でも『ガリンペロの年の差なんて!!』と言う当番組のパロディが放送されたことがある、
- 「歌詞穴埋め問題」のアダルト問題の映像にはNHKやテレビ東京の映像を使用することが多かった。
- 当時系列局のなかった高知県では、30分枠時代のみテレビ高知で時差放映された(1時間枠時代は放送なし)。
- 番組初期、中期、後期、末期、とそれぞれオープニング時の音楽やシンキングタイムのBGM、「NGワード」を見るときの音などが変更されたが、後期のときの音楽や効果音のほとんどは、小堺一機が司会をしていたクイズ番組『サイコの晩餐』と同じものが使用されていた。
[編集] グッズ
- ボードゲーム(セガ・エンタープライゼス(現:セガ))
[編集] 前後番組の移り変わり
フジテレビ系 水曜19時台後半(1988年10月~1990年9月) | ||
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前番組 | クイズ!年の差なんて | 次番組 |
F(アニメ番組) | クイズ&ゲーム太郎と花子 | |
フジテレビ系 木曜19時枠(1990年10月~1994年9月) | ||
今夜は好奇心! ※月曜19:00に枠移行 |
クイズ!年の差なんて | 木曜ファミリーランド (19:00~20:54) |
カテゴリ: クイズ番組 | フジテレビ系番組 | 桂三枝のバラエティ番組