ビューアルッテ
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ビューアルッテ(VIEW ALTTE)は、東日本旅客鉄道(JR東日本)カード事業部が同社の駅などに設置する、ATMの愛称である。
2004年から『名称が分かり難い』というビューカード会員らの要望に応える形で「VIEW ATMコーナー」と併記したものに看板を改修しているほか、記者・対外発表などで紹介するときは、「JR東日本の駅のATMコーナー」という説明を付す。
ビューカード発行当初から「始発から終電まで」を合言葉に、概ね設置駅における列車の運行時間帯に合わせ稼働している(山手線内駅での設置機を例に挙げれば朝4時20分頃~深夜1時30分頃まで)。
- 機器の保守管理はジェイアール東日本情報システムと共同で行っている。
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[編集] 種類・機種
1990年代から設置されている「ビューカードATM」(沖電気製ATM21シリーズなど)・現金自動支払機の「ビュー・キャッシュイン」と、2001年から設置が開始したCP21V(沖電気製)カスタマイズ機を使用した「ビューアルッテ」の3種類が有るが、2004年度までにビュー・キャッシュインのほぼ全数が「ビューアルッテ」に置き換えられた(「ビューカードATM」はターミナル駅でいくつか現存)。
なお、「ビューアルッテ」で「Suicaチャージ」(ビューカードのクレジット決済によるSuicaへの入金)などの利用が開始されたのは、2003年の非接触ICカード対応改修を終えた機器からで、それ以前は自動切符売り場のカード発売機のみで取り扱われていた。
[編集] 主なサービス
[編集] 現金の引き出し
提携金融機関・貸金会社カードは、提携先の定める時間帯に限って利用できる。
[編集] ビューカード専用取引
- ビューカード利用残高(ショッピング・キャッシング)の現金返済。
- ビューカードによる「Suicaチャージ」。
- VIEW SuicaカードやSuica機能付き提携カードの特典ポイント引き換えによるSuicaチャージ(「サンクスチャージ」)。
- VIEW Suicaカードによる「オートチャージ」(予め適用残高と入金額を設定したSuicaへの自動入金)の設定取引。
- Suicaの取引はSuica利用可能エリア内に設置の端末でのみ行える(但し、下記の福岡設置分はエリア外でありながら利用できる)
入金やサンクスチャージの取引は、システム運営の都合上、6時から23時までに限って利用できる。
[編集] その他の注意
- 「ビュー・キャッシュイン」では、ビューカードでのキャッシング以外の利用は不可。
- 「ビューアルッテ」でのビューカード決済によるSuicaチャージは、ビュースイカに内蔵されたSuicaだけでなく、別のSuicaに対しても利用でき、りんかいSuicaやモノレールSuicaも対象となるが、PASMO、ICOCAへのチャージはできない。
[編集] 設置場所
[編集] 提携先
[編集] 信販・クレジットカード会社・消費者金融
2001年の「ビューアルッテ」の展開に合わせ、それまでビューカードのみ利用が可能であったものを、UCカードのCD提携網に接続する事によって、UCカードとCD提携をしている信販・クレジットカード各社が発行するカードによるキャッシングが可能となった。その後、UCと提携していない消費者金融専業各社(プロミス・オリックスクレジット等)がJR東日本と直接提携し、同様にキャッシングが可能となった。
[編集] 預貯金の引き出し
引き出し手数料として利用毎に105円、および所定の時間帯には時間外手数料が必要となる。
- 郵便貯金
- 新銀行東京
- 新銀行東京のみ、提携手数料無料(所定の時間外手数料も夜間のみで、休日でも日中(19:00まで)なら無料)。
- みずほ銀行
- 三井住友銀行
- りそな銀行
- 埼玉りそな銀行
- 三菱東京UFJ銀行
- 山梨中央銀行