ビーコンプラザ
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B-Con Plaza(ビーコンプラザ)とは、別府市市民ホール、大分県立別府コンベンションセンターなどからなる複合施設の総称。敷地内で建物は愛称を共有しているが、運営の面で施設は別府市部分と大分県部分とに管轄が分かれる。JR別府駅から徒歩15分程度の大分県別府市山の手町にある。
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[編集] 施設
1995年に建設された。施設内で最も多くの面積をとる直方体の建物は、内部で大きく別府市市民ホールと大分県立別府コンベンションセンターに分かれている。
別府市市民ホールは、フィルハーモニアホールとよばれる最大座席数1,190席の音楽専用ホール。1階席の周囲を、2-4層部分の馬蹄形に並んだバルコニー席が囲んでおり、オペラハウスのような形状となっている。
大分県立別府コンベンションセンターは、コンベンションホールとよばれ、長方形のアリーナ部と短辺片側に設置された固定スタンド1,910席を基本形とした多目的スペースになっている。仮設・移動席などを含めると最大8,000人を収容出来る。集会の他、展示会やスポーツイベントなどに利用されている。
直方体の建物に隣接して円筒形の建物(国際会議場、会議室)と底面が楕円形のレセプションホール棟がある。その他、駐車場や運動公園などの施設を付帯している。
また、敷地内には「グローバルタワー」という高さ125mの展望塔があり、日本で3番目に建設された「別府タワー」と観光面で代わる建物となっている。地上100mの高さにある展望デッキからは、360度の大パノラマを満喫でき、天気が良ければ別府湾を挟んで四国まで望める。(営業時間は9:00~21:00。12~2月は9:00~17:00。)
全施設は、社団法人建築業協会よりBCS賞を受賞している。
ビーコンプラザのある地区は、別府市役所の他、別府公園、野口原総合運動場などがあり、集客施設が集中する地区となっている。
[編集] 施設の利用
- bjリーグの地元チーム「大分ヒートデビルズ」が使用するメイン会場として選ばれている。試合ではコンベンションホールで行われ、設備のうち3,925席が利用される。
- 2005年~2006年シーズンにおいてはメイン会場であるビーコンプラザでは6試合が行われるのみで、サブ会場である「べっぷアリーナ」ではそれを大きく上回る14試合が開催された。このため、このシーズンでは当施設は実質的なサブ会場であったといえる。
- 2006年~2007年シーズンでは当施設での試合数は6と変化はなかったが、「ファンを根付かせるために大分県内外の多くの施設で分散して試合を行う」という方針となっていたため、それでも試合数は最大となった(他会場での試合はそれぞれ4以下)。
[編集] 名称の由来
B-Con は、「Beppu Convention」、または、Beppu Convention center の略とされている。同音の英語「beacon」にかけているのだが、beaconとは、高所に掲げた合図・信号のための灯火を意味し、かがり火・のろし・灯台などと訳される。敷地内にあるグローバルタワーが、そのbeaconを模している。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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