ピアノ・レッスン
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ピアノ・レッスン The Piano |
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監督 | ジェーン・カンピオン |
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製作総指揮 | アラン・ドパルデュー |
製作 | ジェーン・チャップマン |
脚本 | ジェーン・カンビオン |
出演者 | ホリー・ハンター ハーヴェイ・カイテル サム・ニール アンナ・パキン |
音楽 | マイケル・ナイマン |
撮影 | スチュアート・ドライバーグ |
編集 | ヴェロニカ・ジネット |
配給 | ![]() ![]() |
公開 | ![]() ![]() |
上映時間 | 121分 |
製作国 | オーストラリア ニュージーランド フランス |
言語 | 英語 イギリス英語 マオリ語 |
制作費 | 700万$ |
興行収入 | ![]() |
allcinema | |
キネマ旬報DB | |
All Movie Guide | |
IMDb | |
『ピアノ・レッスン』(The Piano)は1993年公開のオーストラリア映画。製作会社はミラマックスで、監督・脚本はジェーン・カンピオン。主演はホリー・ハンター、ハーヴェイ・カイテル。第46回カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞作品。19世紀のニュージーランドを舞台に、ピアノの音色を言葉代わりにする女性と、原住民に同化した一人の男性との激しい愛を描いた恋愛映画。
第66回アカデミー賞において作品賞を初めとした8部門にノミネートされ脚本賞、主演女優賞、助演女優賞の3部門で受賞を果たした。助演女優賞を受賞したアンナ・パキンの11歳での受賞は『ぺーパー・ムーン』でのテイタム・オニール(当時10歳)に次ぐ史上2番目の若さでの受賞であった。
また、イギリスの作曲家、マイケル・ナイマンによるサウンドトラックは注目を集め、全世界で300万枚以上の売り上げを誇った。特にメインテーマとも言うべきピアノソロ曲『楽しみを希う心』は印象的で、劇中では主役のホリー・ハンターが自身で演奏を行っている。
[編集] ストーリー
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
主人公・エイダは娘とピアノを伴い、スコットランドから未開の地・ニュージーランドへ旅立った。現地では彼女の結婚相手・スチュアートが迎えたが、彼は重いピアノを自宅へ運ぶことを拒み、ピアノを浜辺に置き去りにした。
話すことができないエイダにとって、ピアノはかけがえのないものであり、エイダは娘を連れて何度も浜辺にピアノを弾きに訪れた。その姿とピアノに惹きつけられた現地の男・ベインズはピアノをスチュアートから入手し、エイダに「黒鍵の数だけ自分にレッスンをしてくれたら、ピアノを返す」と約束した。二人のレッスンを重ねるにつれ、二人の関係は徐々に変容していった。
[編集] キャスト
- エイダ・マクグラス(Ada McGrath):ホリー・ハンター
- ジョージ・ベインズ(George Baines):ハーヴェイ・カイテル
- アリスディア・スチュワート(Alisdair Stewert):サム・ニール
- フローラ・マクグラス(Flora McGrath):アンナ・パキン
[編集] スタッフ
- 監督/脚本:ジェーン・カンピオン
- 製作総指揮:アラン・ドパルデュー
- 製作:ジェーン・チャップマン
- 撮影:スチュアート・ドライバーグ
- 音楽:マイケル・ナイマン
- 編集:ヴェロニカ・ジネット
- 美術:アンドリュー・マカルピン
- 衣装デザイン:ジャネット・パッターソン