ファンタジーステークス
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KBS京都賞ファンタジーステークス（けーびーえすきょうとしょうファンタジーステークス、Fantasy Stakes）は、日本中央競馬会 (JRA) が京都競馬場の芝1400mで施行する競馬の重賞 (JpnIII) 競走。
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[編集] 概要
1996年に阪神ジュベナイルフィリーズの前哨戦の位置付けとして新設された。出走条件はサラ系2歳（旧3歳）牝馬限定である。創設の際は、1月に施行される3歳（旧4歳）牝馬限定オープン特別競走である紅梅賞（現紅梅ステークス）から、KBS京都のスポンサー枠を引き継いでいる。
中央競馬における最初の2歳牝馬限定の重賞であるため、主に早い時期から好成績を残してきた有力2歳牝馬が出走する。そのため本競走で優勝するような馬は若い時期に能力のピークを迎えてしまう馬が多く、翌年以降は成績が下降してゆく傾向が強い。それでもプリモディーネ、ラインクラフトが桜花賞を、スイープトウショウが秋華賞、宝塚記念、エリザベス女王杯を優勝した他、ロンドンブリッジが桜花賞で2着に入るなど、牝馬三冠路線で活躍する競走馬も輩出しており、その存在意義は阪神ジュベナイルフィリーズ前哨戦だけにとどまらない。
現在の優勝レイの配色は、薄紫色の地に黄色文字となっている。
[編集] 歴史
- 1996年 - 京都競馬場の芝1400mの競走、ファンタジーステークスとして創設、競走グレードはGIII。
- 2007年 - ICSCの勧告にともない、重賞格付けをJpnIIIに変更。
[編集] 歴代優勝馬
| 回数 | 施行日 | 優勝馬 | 性齢 | 勝時計 | 優勝騎手 | 管理調教師 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 第1回 | 1996年11月2日 | シーズプリンセス | 牝2 | 1:21.2 | 四位洋文 | 伊藤修司 |
| 第2回 | 1997年11月1日 | ロンドンブリッジ | 牝2 | 1:21.2 | 松永幹夫 | 中尾謙太郎 |
| 第3回 | 1998年11月7日 | プリモディーネ | 牝2 | 1:21.7 | 福永祐一 | 西橋豊治 |
| 第4回 | 1999年11月6日 | テネシーガール | 牝2 | 1:22.1 | 山田和広 | 坪正直 |
| 第5回 | 2000年11月5日 | タシロスプリング | 牝2 | 1:21.3 | 池添謙一 | 鶴留明雄 |
| 第6回 | 2001年11月4日 | キタサンヒボタン | 牝2 | 1:22.6 | 須貝尚介 | 須貝彦三 |
| 第7回 | 2002年11月3日 | ピースオブワールド | 牝2 | 1:22.2 | 福永祐一 | 坂口正大 |
| 第8回 | 2003年11月9日 | スイープトウショウ | 牝2 | 1:22.6 | 角田晃一 | 渡辺栄 |
| 第9回 | 2004年11月7日 | ラインクラフト | 牝2 | 1:21.6 | 福永祐一 | 瀬戸口勉 |
| 第10回 | 2005年11月6日 | アルーリングボイス | 牝2 | 1:21.4 | 武豊 | 野村彰彦 |
| 第11回 | 2006年11月5日 | アストンマーチャン | 牝2 | 1:20.3 | 武豊 | 石坂正 |
[編集] 本競走からの阪神ジュベナイルフィリーズ優勝馬
過去に3頭（内1頭が優勝馬）の優勝馬を輩出している。また3頭に共通して阪神ジュベナイルフィリーズ優勝後は勝利する事ができず引退している。
| 回数 | 施行日 | 馬名 | 性齢 | 着順 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| 第2回 | 1997年11月1日 | アインブライド | 牝2 | 7着 | |
| 第6回 | 2001年11月4日 | タムロチェリー | 牝2 | 10着 | |
| 第7回 | 2002年11月3日 | ピースオブワールド | 牝2 | 1着 |
[編集] 関連項目
- フェアリーステークス - 中央競馬の2歳牝馬限定の重賞競走
