フィギュアスケートの技術と得点
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フィギュアスケートの技術と得点(ふぃぎゅあすけーとのぎじゅつととくてん)。
フィギュアスケート競技における技術の説明とその基礎点、およびGOEによる加減点の説明。
目次 |
[編集] ジャンプ
それぞれのジャンプは踏み切り方と空中での回転数とによって分類される。踏み切る体勢(前向きか後向きか)、踏み切り時のスケーティングレッグのエッジの乗り方、フリーレッグのトウ(つま先)の使用の有無(トウを使うトウジャンプか使わないエッジジャンプか)で区別される。空中で一回転すれば「シングル」、二回転なら「ダブル (double) 」、三回転なら「トリプル (triple)」、四回転であれば「クァドラプル (quadruple) 」、「クアッド (quad) 」などと呼ばれ、例えば三回転のトウループ(後述)ジャンプであれば「トリプルトウループ」と呼ばれる。2005年の世界選手権より採用された「現在のジャッジシステム」では、ジャンプの難易度や実施した“質”によって、得点に明確な差が付けられるようになった。ただし選手によってジャンプの種類にも得手・不得手がある。
後述するどのジャンプも着氷の際には、片足のみのスケーティング(ランディング)レッグのバックアウトエッジで後向きに氷上に降り、フリーレッグで回転を抑制させつつ、踏み切りの瞬間と同等のスピードを保ったまま片足で流れる様に円弧を描かなければならない。空中での回転軸はどのジャンプも鉛直方向でなければならない。
コンビネーションジャンプは1つ目のジャンプで降りた足を踏切足にして跳ぶため、必然的に2番目以降はトウループかループジャンプとなる。基礎点は各ジャンプの基礎点がそのまま加算される。シークエンスジャンプは、全てのジャンプの基礎点の合計を0.8掛けしたものを基礎点とする。コンビネーションジャンプも失敗したり等してシークエンスジャンプと認定されることもあり、結果的に各ジャンプの基礎点よりも低くなってしまうこともある。
[編集] ジャンプの種類
可能・不可能を考慮しなければ、回転数を考慮されなくとも10種類以上のジャンプが存在することになるが、ISU(国際スケート連盟)によってエレメンツとして認められている(すなわち、ISUが公認する競技会で“ジャンプ”として採点対象になる)ものは次の6種類である。
- トウループ (Toe loop) <難易度:低>
- 空中での回転と同じ向きのターン等をきっかけに、着氷時のスケーティングレッグのバックアウトエッジに乗り、後向きに踏み切るトウジャンプ。コンビネーション(連続)ジャンプの第2(最終)ジャンプとしてもよく用いられる。6種類のジャンプの中で得点は最も低く設定されている。1920年代に、スケート選手ではなくアイスショーの役者であったブルース・メープス (Bruce Mapes) が行ったのがその始まりである。
- 2006年現在、ISU公式大会で四回転トウループを成功させている選手は男子では多数、女子ではいない。ISU公式大会で四回転トウループを初めて成功させた選手はカナダのカート・ブラウニング(1988年:世界選手権)、女子では以前ボナリー選手が不完全ながら1991年の世界選手権で着氷した。
- サルコウ (Salchow) <難易度:低>
- 空中での回転と同じ向きのターン等をきっかけに、着氷時のスケーティングレッグとは逆脚のバックインエッジに乗り、フリーレッグの遠心力を使って後向きに踏み切るエッジジャンプ。実際にエッジが氷を離れるまで、上体が1/2回転程先行するのが特徴。20世紀初頭に、スウェーデンのウルリッヒ・サルコウ (Urlich Salchow) が行ったのがその始まりである。
- 2006年現在、ISU公式大会で四回転サルコウを成功させている選手は極少数。ISU公式大会で四回転サルコウを初めて成功させた選手は、男子ではアメリカのティモシー・ゲーブル(1997年:ジュニアグランプリファイナル)、女子では日本の安藤美姫(2002年:ジュニアグランプリファイナル)。
- ループ (Loop) <難易度:中>
- 着氷時のスケーティングレッグのバックアウトエッジに乗り、後向きに踏み切るエッジジャンプ。サルコウ同様に実際にエッジが氷を離れるまで、上体が1/2回転程先行するのが特徴で、着氷時のフリーレッグは踏み切り脚の前に交差させるのが実施の基本。1910年に、ドイツのヴェルネール・リトバーガー (Werner Rittberger) が行ったのがその始まりである。
- 2006年現在、ISU公式大会で四回転ループを成功させている選手はまだいない。
- フリップ (Flip) <難易度:高>
- 空中での回転と同じ向きのターン等をきっかけに、着氷時のスケーティングレッグとは逆脚のバックインエッジに乗り、後向きに踏み切るトウジャンプ。その発案者の記録が残っていない唯一のジャンプであるが、1930年代迄には既に頻繁に行われるようになっていた事実は知られている。
- アウトにエッジが入った際は通称で「リップ (Lip) 」と呼ばれるが、後述する「フルッツ」と同じくテクニカルスペシャリストはフリップとして処理し、ジャッジによって「質の悪いフリップ」とみなされGOEで減点されることがある。ルッツジャンプを得意とする選手はリップとなりやすい傾向がある。
- 2006年現在、ISU公式大会で四回転フリップを成功させている選手はまだいない。
- ルッツ (Lutz) <難易度:高>
- 着氷時のスケーティングレッグとは逆脚のバックアウトエッジに乗り、後向きに踏み切るトウジャンプ。ジャンプまでのエッジが乗るカーブの方向と、空中での回転方向とがカウンター(反対)になるため回転力を得難く、後向きに踏み切るジャンプの中では最も難度が高い。1913年に、オーストリアのアロイス・ルッツ (Alios Lutz) が行ったのがその始まりである。
- 完成度の低いルッツは、踏み切る瞬間に体重がインエッジに乗ってしまい、実際には“フリップ”になってしまう場合がある。このようなものは通称で「フルッツ (Flutz) 」と呼ばれ、テクニカルスペシャリストはルッツとして処理するが、ジャッジによって「質の悪いルッツ」とみなされGOEで減点されてしまうことがある。フリップジャンプを得意とする選手はフルッツになりやすい傾向がある。
- 2006年現在、ISU公式大会で四回転ルッツを成功させている選手はまだいない。
- アクセル (Axel) <難易度:最高>
- 着氷時のスケーティングレッグとは逆脚のフロントアウトエッジに乗り、フリーレッグをサッカーポールを蹴り揚げる様な動作で前向きに踏み切るエッジジャンプ。前向きに踏み切るジャンプはこのジャンプだけ。後ろ向きに踏み切る他の5種類のジャンプより半回転多く回るため最も難度が高く、前向きで踏み切るので恐怖感も高いといわれている。「~回転半ジャンプ」という表現も用いられる場合がある。例えばトリプル・アクセルであれば「三回転半」という具合である。1882年に、ノルウェーのアクセル・パウルゼン (Axel Paulsen) が行ったのがその始まりである。アクセルと同様に踏み切って半回転して降りる(つまりシングル・アクセルより一回転少ない)ジャンプはスリー・ジャンプと呼ばれるが、ISU採点ではジャンプとして分類されていない。
- 2006年現在、ISU公式大会で四回転アクセルを成功している選手はまだいない。三回転アクセルは男子選手の多くが比較的容易にこなすが、女子選手で飛べる選手は少ない。ISU公式大会で三回転アクセルを初めて成功させた選手は、男子ではカナダのヴァーン・テイラー(1978年:世界選手権)、女子では日本の伊藤みどり(1989年:世界選手権)。
[編集] スロージャンプ
女子選手のジャンプを男子選手が補佐する、ペア特有の技である。女性が踏み切り、男性は両手または片手で女性の腰を持って飛び上がりを助けるように投げる。シングルのジャンプ同様踏み切り方によって区別されるが、フリップとルッツは同じ扱いである。
ISU公式大会で四回転スロージャンプを成功しているペアはまだいない。
[編集] ツイフトリフト
男子選手が女子選手を空中に投げ上げ抱きとめる、ペア特有の技である。女性が踏み切り、男性が女性を腰の位置で上方へ投げ、女性が回転したのち、男性が女性を腰の位置でキャッチして降りてくる。失敗すると大怪我をする恐れがあるため、高い技術に加え男性と女性の信頼が重要となる。ジャンプ同様踏み切り方によって区別されるが、ループ、サルコウに当たるものはなく、フリップとルッツは同じ扱いである。
ツイストリフトの評価には1から4のレベルという概念が取り入れられており、レベルが高いほど高い基礎点が与えられる。この判定は技術審判によって行われ、レベルアップは、ガイドラインに沿うレベルアップの要件を満たすか、それと同等といえる工夫が見られた場合に認められる。
現在の採点では、どの踏み切り方でも 四回転ツイストリフト レベル1 の得点は 三回転ツイストリフト レベル4 以下に設定されているので、あえて四回転ツイストリフトに挑戦するペアは見当たらない。
2006年現在、ISU公式大会で四回転ツイストリフトを成功させているペアは極少数。ISU公式大会で四回転ツイストリフトを初めて成功させたペアは、中国の張丹/張昊組(2000年:ジュニア世界選手権)。1987年の世界選手権でソビエト連邦のエカテリーナ・ゴルデーワ/セルゲイ・グリンコフ組がほぼ成功といえる状態までもっていったがISUの認定はされなかった。
[編集] リフト
男子選手が女子選手を持ち上げる、ペア特有の技である。男性女性とも両手をつないだまま、男性の頭上へ女性を位置し、さまざまな姿勢をとりながら再びおろしてくる。近年はリフトのレベルを上げるために、男女とも片手でホールドしたままリフトし、片手でおろしてくるという、非常に腕力の要るリフトやノーハンド(男性が女性の身体の一部を支えるのみ、非常に難度が高い)などレベルアップのための工夫がなされている。
リフトの評価にもレベルの概念が取り入れられている。
[編集] スピン
スピンは一定の場所で体を回転させる技術である。初心者は両足で回ることから始めるが、クロスフットスピン以外競技会でスピンとして認められるのは、片足を軸としたものだけである。
軸の位置が動かず、速く回転するものが良いスピンとされている。また、スピンの途中で重心が移動するような姿勢変化をおこなったり、スピンの途中で回転速度を上げるなどは高度な技術とされ、加点対象となる。
スピンの評価にもレベルの概念が取り入れられている。
[編集] スピンの基本姿勢の種類
- キャメルスピン
- 上半身を水平にするとともに片足を後方に伸ばし、「T」の字に似た形で行うスピン。
- シットスピン
- 腰を落とし、座ったような姿勢で行うスピン。
- アップライトスピン
- 直立した姿勢で行うスピン。
- レイバックスピン
- 体を後方に反らせ、フリーレッグを後ろに上げて行うスピン。
[編集] スピンの技術
- 足替え
- 回転している途中に軸足を変える。この動作を行うとスピンは足替えスピンとみなされる。
- コンビネーション
- スピンの基本姿勢のうち2つ以上を続けて行う。この動作を行うとスピンはコンビネーションスピンとみなされる。
- フライング
- スピンに入る時、飛び上がるもの。この動作を行うとスピンはフライングスピンとみなされる。
- チェンジエッジ
- インサイドエッジで回転していた状態からアウトサイドエッジでの回転に切り替える(またはその逆)。この動作を行うとスピンのレベルが一つ上がる。
- バックエントランス
- 後ろ向きにスピンに入る。この動作を行うとスピンのレベルが一つ上がる。
[編集] 固有名詞化しているポジション
- ウインドミル
- シットスピンのポジションの一つである。体とフリーレッグを斜めに伸ばした体勢で行う。
- キャッチフット
- アップライトスピンまたはレイバックスピンのポジションの一つである。アップライトではフリーレッグのエッジを逆の手で持った体勢、レイバックでは体を反らしたままフリーレッグのエッジを持った体勢で行う。ビールマンスピンと混同されることが多い。
- キャノンボール
- シットスピンのポジションの一つである。フリーレッグを軸足の膝の上に乗せた体勢で行う。
- クロスフット
- 軸足にもう片方の足を交差させるようにして行うスピンのこと。厳密には両足とも氷上に着ける事が必要とされるが、技術的に難しくそれを実行する選手は少ない。
- サイドウェイズリーニング
- レイバックスピンのポジションの一つである。レイバックの要領で、上体を横に反らし、フリーレッグを真横に上げた体勢で行う。
- ドーナッツ
- キャメルスピンのポジションの一つである。体を反らしフリーレッグのエッジを持って行った状態で行う。上から見るとドーナッツのように見えることに由来する名称である。
- ビールマン
- アップライトスピンのポジションの一つである。後方から上げた足を手でつかみ、頭上にまで持ち上げた体勢で行う。1973年欧州選手権3位獲得のスイスの女子選手、カリン・イーテン (Karin Iten) が初めて行ったが、同じスイスチーム後輩の1981年世界チャンピオン、デニス・ビールマンが世界に広めた。
[編集] ステップシークエンス
複数のターンを織り交ぜながら、片足で氷を踏むように進むものである。
ステップシークエンスの評価にもレベルの概念が取り入れられている。
[編集] ステップシークエンスの種類
- ストレートラインステップ
- 直線を描きながら行うステップ。距離がISU公認ステップエレメンツの中で一番短いため、演技後半のクライマックスで行われるのが多い。スケートリンクの中央ラインを使うほか、対角線上に進むステップもストレートラインステップと評価される。
- サーキュラーステップ
- リンク内で円弧を描きながら行うステップ。円弧の開始部分と終結部分が一緒にならない、つまり描いた円弧に隙間が開くと減点対象となる。スケーター自身に遠心力もかかるため、難度が高い。
- サーペンタインステップ
- 蛇のようにくねくねした線を描きながら行うステップ。行動距離が一番長く、スケーターへの体力的負担が大きいため、他2ステップに比べて取り入れられる割合が極端に少ない。元々ステップエレメンツが長すぎると見栄えが失われるという懸念がある事も理由のうちとされている。ただし、女子選手が行う「スパイラルシークエンス」では、使用する距離が長いため、サーペンタインの軌跡を使用することが多い。
- スパイラルシークエンス
- 片方の足を腰より高い位置にキープし滑るものをスパイラルと呼ぶが、このスパイラルを続けて複数回行うものをスパイラルシークエンスという。上述の通り、サーペンタインの軌道で行われるのが一般的である。ちなみに以前はスパイラルステップシークエンス (SpSt) と表記されたが2006-2007シーズンよりスパイラルシークエンス (SpSq) に変更された。
[編集] GOE
GOEとは Grade of Execution の頭文字をとったものであり、その名の通り実行した要素の質を評価するもので、その評価は演技審判によって行われる。全ての要素は、ベースを0とし、-3から+3の7段階のGOEで評価されるが、例えばGOE -3がそのまま-3点、というものではなく、要素ごとにGOEの各段階に対応する加減点が決められている。
各要素毎に加点、減点に関する観点が設定されている。しかし、加点対象については、何をもってプラスとするかは厳密には決まっていないが、減点対象に関しては一応のガイドラインが存在する。
ある観点において減点対象となる質の悪さが見られても、他の観点において加点対象となる質の良さが見られると、プラスマイナスが調整され、最終的にそのGOEはプラス評価となることもある。しかし減点対象には、ある特定の観点においてミスを犯すと、他の観点おいていくら優れたものがあったとしても、必ず一定以下のマイナス評価を下さなければならない、いわば例外規定のようなものも存在する(例えばジャンプでは、助走がとても短く、高さ,飛距離とも抜きん出ており、空中姿勢にも工夫が見られる、など優れた観点が数多く見られたとしても、着氷でステップアウトすると、最終的GOEは必ず -2 以下にしなければならない)。
GOEの判定は必ずしも演技審判がガイドラインに対し忠実に行っているとは思えない場面もある。これは演技審判は、技術審判のようにスロー再生による判定は行わず、瞬時に評価を行っているためであり、審判間に多少のゆらぎがもちろん生じてしまう。また、何をもって+としたのか、また-としたのかは演技審判本人たち以外の第三者からはある程度は判断可能であるが現実的には推測の域を出ない。
[編集] 技術の得点
[編集] ジャンプ(シングル,ペア共通)
種類 | 基礎点 | GOEによる加減点 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
名称 | 記号 | -3 | -2 | -1 | +1 | +2 | +3 | |
シングルトゥループ | 1T | 0.4 | -0.3 | -0.2 | -0.1 | +0.3 | +0.6 | +1.0 |
シングルサルコウ | 1S | 0.4 | ||||||
シングルループ | 1Lo | 0.5 | ||||||
シングルフリップ | 1F | 0.5 | ||||||
シングルルッツ | 1Lz | 0.6 | ||||||
シングルアクセル | 1A | 0.8 | -0.5 | -0.4 | -0.2 | +0.5 | +1.0 | +1.5 |
ダブルトゥループ | 2T | 1.3 | -1.0 | -0.6 | -0.3 | +0.5 | +1.0 | +1.5 |
ダブルサルコウ | 2S | 1.3 | ||||||
ダブルループ | 2Lo | 1.5 | ||||||
ダブルフリップ | 2F | 1.7 | ||||||
ダブルルッツ | 2Lz | 1.9 | ||||||
ダブルアクセル | 2A | 3.3 | -2.1 | -1.4 | -0.7 | +1.0 | +2.0 | +3.0 |
トリプルトゥループ | 3T | 4.0 | -3.0 | -2.0 | -1.0 | +1.0 | +2.0 | +3.0 |
トリプルサルコウ | 3S | 4.5 | ||||||
トリプルループ | 3Lo | 5.0 | ||||||
トリプルフリップ | 3F | 5.5 | ||||||
トリプルルッツ | 3Lz | 6.0 | ||||||
トリプルアクセル | 3A | 7.5 | ||||||
クアッドトゥループ | 4T | 9.0 | ||||||
クアッドサルコウ | 4S | 9.5 | ||||||
クアッドループ | 4Lo | 10.0 | ||||||
クアッドフリップ | 4F | 10.5 | ||||||
クアッドルッツ | 4Lz | 11.0 | ||||||
クアッドアクセル | 4A | 13.0 |
[編集] スロージャンプ(ペアのみ)
種類 | 基礎点 | GOEによる加減点 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
名称 | 記号 | -3 | -2 | -1 | +1 | +2 | +3 | |
シングルトゥループ | 1TTh | 1.2 | -1.0 | -0.6 | -0.3 | +0.3 | +0.6 | +1.0 |
シングルサルコウ | 1STh | 1.2 | ||||||
シングルループ | 1STh | 1.5 | ||||||
シングルフリップ | 1FTh | 1.5 | ||||||
シングルアクセル | 1ATh | 2.0 | -1.0 | -0.6 | -0.3 | +0.5 | +1.0 | +1.5 |
ダブルトゥループ | 2TTh | 2.5 | ||||||
ダブルサルコウ | 2STh | 2.5 | ||||||
ダブルループ | 2LoTh | 3.0 | ||||||
ダブルフリップ | 2FTh | 3.0 | ||||||
ダブルアクセル | 2ATh | 4.0 | -2.0 | -1.4 | -0.7 | +0.7 | +1.4 | +2.0 |
トリプルトゥループ | 3TTh | 4.5 | ||||||
トリプルサルコウ | 3STh | 4.5 | ||||||
トリプルループ | 3LoTh | 5.0 | ||||||
トリプルフリップ | 3FTh | 5.5 | ||||||
トリプルアクセル | 3ATh | 7.5 | -2.0 | -1.4 | -0.7 | +1.0 | +2.0 | +3.0 |
クアッドトゥループ | 4TTh | 8.0 | ||||||
クアッドサルコウ | 4STh | 8.0 | ||||||
クアッドループ | 4LoTh | 8.5 | ||||||
クアッドフリップ | 4FTh | 9.0 |
[編集] ツイストリフト(ペアのみ)
種類 | レベル | 基礎点 | GOEによる加減点 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
名称 | 記号 | -3 | -2 | -1 | +1 | +2 | +3 | ||
シングルトゥループ | 1TTw | レベル1 | 1.1 | -1.0 | -0.6 | -0.3 | +0.5 | +1.0 | +1.5 |
レベル2 | 1.3 | ||||||||
レベル3 | 1.5 | ||||||||
レベル4 | 1.7 | ||||||||
シングルルッツ シングルアクセル |
1LzTw 1ATw |
レベル1 | 1.3 | ||||||
レベル2 | 1.5 | ||||||||
レベル3 | 1.7 | ||||||||
レベル4 | 1.9 | ||||||||
ダブルトゥループ | 2TTw | レベル1 | 2.7 | ||||||
レベル2 | 3.2 | ||||||||
レベル3 | 3.7 | ||||||||
レベル4 | 4.2 | ||||||||
ダブルルッツ | 2LzTw | レベル1 | 3.0 | ||||||
レベル2 | 3.5 | ||||||||
レベル3 | 4.0 | ||||||||
レベル4 | 4.5 | ||||||||
ダブルアクセル | 2ATw | レベル1 | 3.3 | ||||||
レベル2 | 3.8 | ||||||||
レベル3 | 4.3 | ||||||||
レベル4 | 4.8 | ||||||||
トリプルトゥループ | 3TTw | レベル1 | 4.2 | -2.0 | -1.4 | -0.7 | +0.7 | +1.4 | +2.0 |
レベル2 | 4.7 | ||||||||
レベル3 | 5.2 | ||||||||
レベル4 | 5.7 | ||||||||
トリプルルッツ | 3LzTw | レベル1 | 4.5 | ||||||
レベル2 | 5.0 | ||||||||
レベル3 | 5.5 | ||||||||
レベル4 | 6.0 | ||||||||
トリプルアクセル | 3ATw | レベル1 | 4.8 | ||||||
レベル2 | 5.3 | ||||||||
レベル3 | 5.8 | ||||||||
レベル4 | 6.3 | ||||||||
クアッドトゥループ | 4TTw | レベル1 | 5.7 | -3.0 | -2.0 | -1.0 | +0.7 | +1.4 | +2.0 |
レベル2 | 6.2 | ||||||||
レベル3 | 6.7 | ||||||||
レベル4 | 7.2 | ||||||||
クアッドルッツ | 4LzTw | レベル1 | 6.0 | ||||||
レベル2 | 6.5 | ||||||||
レベル3 | 7.0 | ||||||||
レベル4 | 7.5 | ||||||||
クアッドアクセル | 4ATw | レベル1 | 6.3 | ||||||
レベル2 | 6.8 | ||||||||
レベル3 | 7.3 | ||||||||
レベル4 | 7.8 |
[編集] リフト(ペアのみ)
種類 | レベル | 基礎点 | GOEによる加減点 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
名称 | 記号 | -3 | -2 | -1 | +1 | +2 | +3 | ||
グループ1 | 1Li | レベル1 | 1.1 | -1.0 | -0.6 | -0.3 | +0.3 | +0.6 | +1.0 |
レベル2 | 1.3 | ||||||||
レベル3 | 1.5 | ||||||||
レベル4 | 1.7 | ||||||||
グループ2 | 2Li | レベル1 | 1.3 | ||||||
レベル2 | 1.7 | ||||||||
レベル3 | 2.4 | ||||||||
レベル4 | 3.0 | ||||||||
グループ3 グループ4 |
3Li 4Li |
レベル1 | 2.5 | ||||||
レベル2 | 3.0 | ||||||||
レベル3 | 3.5 | ||||||||
レベル4 | 4.0 | ||||||||
グループ5 トゥラッソー リバースラッソー ステップイン |
5TLi 5RLi 5SLi |
レベル1 | 4.5 | ||||||
レベル2 | 5.0 | ||||||||
レベル3 | 5.5 | ||||||||
レベル4 | 6.0 | ||||||||
グループ5 アクセルラッソー |
5ALi |
レベル1 | 5.0 | -1.0 | -0.6 | -0.3 | +0.7 | +1.4 | +2.0 |
レベル2 | 5.5 | ||||||||
レベル3 | 6.0 | -1.0 | -0.6 | -0.3 | +1.0 | +2.0 | +3.0 | ||
レベル4 | 6.5 |
[編集] スピン(シングル)
種類 | レベル | 基礎点 | GOEによる加減点 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
名称 | 記号 | -3 | -2 | -1 | +1 | +2 | +3 | ||
シット キャメル アップライト |
SSp CSp USp |
レベル1 | 1.2 | -1.0 | -0.6 | -0.3 | +0.5 | +1.0 | +1.5 |
レベル2 | 1.5 | ||||||||
レベル3 | 1.8 | ||||||||
レベル4 | 2.4 | ||||||||
フライングシット フライングキャメル アップライト |
FSSp FCSp FUSp |
レベル1 | 1.7 | ||||||
レベル2 | 2.0 | ||||||||
レベル3 | 2.3 | ||||||||
レベル4 | 3.0 | ||||||||
(フライング)足替えシット (フライング)足替えキャメル (フライング)足替えアップライト |
(F) CSSp (F) CCSp (F) CUSp |
レベル1 | 1.7 | ||||||
レベル2 | 2.0 | ||||||||
レベル3 | 2.3 | ||||||||
レベル4 | 3.0 | ||||||||
レイバック | LSp | レベル1 | 1.5 | ||||||
レベル2 | 1.8 | ||||||||
レベル3 | 2.4 | ||||||||
レベル4 | 2.8 | ||||||||
フライングレイバック | FLSp | レベル1 | 2.0 | ||||||
レベル2 | 2.3 | ||||||||
レベル3 | 2.6 | ||||||||
レベル4 | 3.3 | ||||||||
(フライング)足替えレイバック | (F) CLSp | レベル1 | 2.0 | ||||||
レベル2 | 2.3 | ||||||||
レベル3 | 2.7 | ||||||||
レベル4 | 3.3 | ||||||||
(フライング)コンビネーション | (F) CoSp | レベル1 | 1.7 | ||||||
レベル2 | 2.1 | ||||||||
レベル3 | 2.5 | ||||||||
レベル4 | 3.0 | ||||||||
(フライング)足換えコンビネーション | (F) CCoSp | レベル1 | 2.0 | ||||||
レベル2 | 2.5 | ||||||||
レベル3 | 3.0 | ||||||||
レベル4 | 3.5 |
[編集] スピン(ペア)
種類 | レベル | 基礎点 | GOEによる加減点 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
名称 | 記号 | -3 | -2 | -1 | +1 | +2 | +3 | ||
ペア | PSp | レベル1 | 2.0 | -1.0 | -0.6 | -0.3 | +0.5 | +1.0 | +1.5 |
レベル2 | 2.5 | ||||||||
レベル3 | 3.0 | ||||||||
レベル4 | 3.5 | ||||||||
ペアコンビネーション | PCoSp | レベル1 | 3.0 | ||||||
レベル2 | 3.5 | ||||||||
レベル3 | 4.0 | ||||||||
レベル4 | 4.5 |
ソロスピンはシングルの得点と同一
[編集] ステップシークエンス(シングル,ペア共通)
種類 | レベル | 基礎点 | GOEによる加減点 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
名称 | 記号 | -3 | -2 | -1 | +1 | +2 | +3 | ||
ストレートライン サーキュラー サーペンタイン スパイラル |
SlSt CiSt SeSt SpSq |
レベル1 | 1.8 | -1.0 | -0.6 | -0.3 | +0.5 | +1.0 | +1.5 |
レベル2 | 2.3 | ||||||||
レベル3 | 3.1 | -2.1 | -1.4 | -0.7 | +0.5 | +1.0 | +1.5 | ||
レベル4 | 3.4 | -2.1 | -1.4 | -0.7 | +1.0 | +2.0 | +3.0 |
[編集] デススパイラル(ペアのみ)
種類 | レベル | 基礎点 | GOEによる加減点 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
名称 | 記号 | -3 | -2 | -1 | +1 | +2 | +3 | ||
フォアイン バックイン |
FiDs BiDs |
レベル1 | 2.8 | -2.0 | -1.4 | -0.7 | +0.7 | +1.4 | +2.0 |
レベル2 | 3.0 | ||||||||
レベル3 | 3.2 | ||||||||
レベル4 | 3.5 | ||||||||
フォアアウト バックアウト |
FoDs BoDs |
レベル1 | 3.0 | ||||||
レベル2 | 3.5 | ||||||||
レベル3 | 4.0 | ||||||||
レベル4 | 4.5 |