フー・ツォン
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フー・ツォン(傅聰 / Fou Ts'ong, 1934年3月10日 上海 - )は中国出身のピアニスト。
父親は翻訳家・文学者の傳雷(フー・レイ)。コスモポリタンなインテリの家庭に生まれ、上海交響楽団創設者のマリオ・パーチにピアノの手ほどきを受ける。1953年にワルシャワ音楽院に留学し、マズルカのリズムについて教師陣に薫陶を受ける。1955年にショパン国際ピアノコンクールでマズルカ賞を受賞。
両親が文化大革命の犠牲となったため、中華人民共和国への帰国を諦め、1960年より活動拠点をロンドンに移し、世界中で演奏活動やマスタークラスの開催に取り組む。モーツァルト弾きやショパン弾きとして定評があり、ヘルマン・ヘッセは、フー・ツォンこそショパンを正しく演奏できる唯一のピアニストであると折り紙をつけた。ほかに、モーツァルトのピアノ協奏曲やドビュッシーのピアノ曲でも独自の解釈を見せている。
マルタ・アルゲリッチやレオン・フライシャー、ラドゥ・ルプーと親しく、ルプーはフー・ツォンの作品についての洞察力や、ピアノ界に対する影響力を認めているという。
[編集] 参考書籍
- 傅雷・著/榎本泰子・訳『君よ弦外の音を聴け―ピアニストの息子に宛てた父の手紙』 (樹花舎、2004年、ISBN 4434042130)
カテゴリ: 中国のピアニスト | イギリスのピアニスト | 1934年生