ヘンリー6世 (イングランド王)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ヘンリー6世(Henry VI, 1421年12月6日 - 1471年5月21日 5月20日との説もある)はランカスター朝のイングランド王(在位:1422年 - 1461年、1470年 - 1471年)。一時フランス王も兼ねた。ヘンリー5世とフランス王シャルル6世の娘キャサリンの子。
父の急死によって、生後9ヶ月で王位を継承する。幼年期はもとより、成人してからも精神を病んでいたことから、有力諸侯や王妃マーガレット・オブ・アンジューらの干渉を受け続けた。
百年戦争の敗北によってその権威は失墜し、1455年、ヨーク公リチャードの反乱を招き、1461年、リチャードの子エドワード4世によって王位を奪われた。
1470年10月、ヨーク派の内紛によって復位したものの、1471年5月にエドワードの反撃を受け王妃マーガレットとともに捕らえられ、幽閉されていたロンドン塔で暗殺された。
ウィリアム・シェイクスピアの史劇の主人公として取り上げられている。
|
|