ポアロのクリスマス
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『ポアロのクリスマス』(英名Hercule Poirot's Christmas)は1939年に発表されたアガサ・クリスティ作のエルキュール・ポアロが登場する推理小説である。
目次 |
[編集] ストーリー
クリスマスも間近に迫ったゴーストン館に当主である老富豪シメオンの招きにより彼の一族たちが訪れる。再開した一同ではあったが兄弟の不仲、思わぬ訪問者、そして老人自身の言動などにより邸内には不穏な空気が流れた。そしてクリスマス・イヴに事件は起こる。老人の部屋から聞こえて来た凄まじい騒音と絶叫。鍵のかかっていたドアを破壊し中を覗きこんだ一同が目にしたものは、老人の血まみれの死体であった。
[編集] 登場人物
- シメオン・リー・・・ゴーストン館の当主
- アルフレッド・リー・・・シメオンの長男
- リディア・リー・・・アルフレッドの妻
- ジョージ・リー・・・アルフレッドの弟、下院議員
- マグダーリン・リー・・・ジョージの妻
- デヴィッド・リー・・・アルフレッドの弟、画家
- ヒルダ・リー・・・デヴィッドの妻
- ハリー・リー・・・アルフレッドの弟
- ピラール・エストラバドス・・・シメオンの孫娘
- スティーブン・ファー・・・シメオンの旧友の息子
- エドワード・トレッシリアン・・・ゴーストン館の執事
- シドニー・ホーベリー・・・シメオンの従僕
- サグデン・・・警視
- ジョンスン・・・警察部長
- エルキュール・ポアロ・・・探偵
[編集] 映像化
TV作品
[編集] 備考
この作品を発表したとき、評論家のハワード・スプリングは『イヴニング・スタンダード』紙の書評で結末を明かしてしまい、アントニー・バークリーやドロシー・L・セイヤーズなど当時の著名な推理作家を巻き込んだ論争になった。