マツダ・トリビュート
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トリビュート (Tribute) はマツダが現在海外で販売しているSUV型の小型自動車である。日本国内ではスズキ・エスクードのOEMだったプロシードレバンテに代わる車種として、2000年から2005年まで販売が行われた。
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[編集] 歴史
[編集] 初代(2000年~2006年)
2000年、発売を開始。親会社のフォード・モーターと共同開発した小型SUVで、フォードからも姉妹車としてフォード・エスケープが2001年に発売されている。両車の外観は非常に似通っているが、外板は全くの別物である。エンジンは当初フォード製直列4気筒2000ccとフォード製V型6気筒3000ccの2種類を用意。直4は2003年にマツダ製2300ccに切り替えられた。
一時期、映画「サトラレ」・音楽・アパレル業界とタイアップし、「トリビュート・リンク」というプロジェクトを立ち上げたことがあった。
トリビュート/エスケープの生産は当初、右ハンドル仕様がマツダの防府工場で、左ハンドル仕様がフォードの米国工場で行われていた。しかしながら日本市場では振るわず、トリビュートについては2005年12月に日本国内での生産および販売を終了。翌2006年1月には防府工場でのエスケープの生産も終了している。これにより日本でのマツダのラインアップからSUVが一時的に消えることになったが、2006年12月19日に発売開始されたCX-7によってその穴が埋められた。
海外では引き続き販売が行われた。ただし、北米仕様車については2006年に販売を一旦打ち切ったため、2007年モデルは存在しない。また、アジア太平洋仕様車は2006年2月にフェイスリフトが行われてメルボルンモーターショーで初公開された。生産は台湾・福特六和汽車に集約され、同年6月から完成車の輸出が開始された。
[編集] 2代目(北米仕様車、2007年~)
2007年1月、北米国際オートショーにてハイブリッド仕様車が、モントリオールオートショーにて通常モデルがそれぞれ初公開された。同年3月に2008年モデルとして発売を開始する予定。初代とは異なりボディシェルもエスケープと共有している。また、エンジンやプラットフォームは先代からのキャリーオーバーとなる。
なお、アジア太平洋地域では引き続き初代モデルが販売される。
[編集] 関連項目
- フォード・エスケープ
- サトラレ(映画)