マーリー・マトリン
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マーリー・マトリン(Marlee Beth Matlin 、1965年8月24日 - )は、アメリカ合衆国イリノイ州出身の女優である。聾唖者。
[編集] 経歴
生後18ヶ月で麻疹にかかり、右耳の聴力すべてと左耳の聴力の80%を失った。
7歳の時に舞台「オズの魔法使い」のドロシー役でデビュー。
舞台「小さき神の、作りし子ら」に出演していたところを見出され、1986年にその舞台の映画版「愛は静けさの中に」に出演。この作品で映画初出演ながら史上最年少の21歳でアカデミー主演女優賞を受賞した。その後には目立った日本公開作品はないが、今でも時々テレビや映画に出演している。2004年には「ロー&オーダー」へのゲスト出演に対して、エミー賞にノミネートされた。
また、聾唖者のためのチャリティにも積極的に参加しているという。
「愛は静けさの中に」出演後に共演のウィリアム・ハートと交際していたが破局。1993年に警察官と結婚して子供が4人いる。
2007年2月にマイアミのドルフィンスタジアムで行われた第41回スーパーボウルでは試合前の国歌斉唱をビリー・ジョエルと共演(手話で)し、日本でもその映像がLIVEで放映された。
[編集] 主な出演作品
- 愛は静けさの中に Children of a Lesser God (1986)
- ウォーカー Walker (1987)
- グラン・マスクの男 L'Homme au masque d'or 1991)
- あなたが聞こえない Hear No Evil (1993)
- デッドサイレンス Dead Silence (1997)
- ザ・ホワイトハウス The West Wing TVドラマ ジョーイ・ルーカス役 (2000 ~ 2006)
[編集] 外部リンク
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