ミシシッピニオイガメ
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?ミシシッピニオイガメ | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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ミシシッピニオイガメ Sternotherus odoratus |
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分類 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
Sternotherus odoratus (Latreille, 1801) |
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和名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
ミシシッピニオイガメ | |||||||||||||||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
Common musk turtle |
ミシシッピニオイガメ(Sternotherus odoratus)は、爬虫綱カメ目潜頚亜目ドロガメ科ニオイガメ属に分類されるカメ。ニオイガメ属の模式種。
目次 |
[編集] 分布
[編集] 形態
最大甲長13.6cm。幼体は背甲に3対の筋状の盛り上がり(キール)があるが、成長するにつれ消失する。
頭部は吻端が尖り、吻端から側頭部にかけて2対のクリーム色の筋模様が入る。下顎には1対の髭状の突起があることで同属他種と区別できる。
[編集] 生態
流れの緩やかな河川や池沼に生息する。底質が泥の水場を好む。日光浴等のために頻繁に陸に上がる個体もいれば、逆に滅多に陸に上がらない個体もいる。
ニオイガメの通り外敵に襲われると臭腺から匂いを出すためStinkpot(臭い壷)の英名があるが、飼育された個体では匂いを出すことは極めて稀。北部の個体群では冬に冬眠する。
肉食性の強い雑食性で魚類、昆虫類、甲殻類、貝類、水草等を食べる。
繁殖形態は卵生で、1回に1-9個の卵を1年に最大4回に分けて産む。
[編集] 人間との関係
ペットとして飼育されることがあり、日本にも輸入されている。主に幼体が流通する。あまり大型化しないため大型のケージを必要とせず、室内の水槽飼育での繁殖例も多いことから近年は飼育に適したカメとして紹介されることも多く人気がある。
属内では最も流通量が多くある程度協調性があり丈夫だが、生息地が南北に広いため個体に適した環境を作る必要がある。
[編集] 関連項目
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