メイリン・ホーク
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メイリン・ホークはアニメ『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』に登場する、架空の人物。担当声優は折笠富美子。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
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[編集] 個人データ
- 人種:コーディネイター
- 誕生日:C.E.57年6月12日
- 星座:双子座
- 血液型:A型
- 年齢:16歳
- 身長:160cm
- 体重:45kg
- ザフトレッドのルナマリア・ホークの妹である。
- 髪色:赤
- 瞳:青紫
- 髪型:クセのついた個性的なツインテール(下ろしている時は長いストレートヘアー)。
[編集] 劇中での活躍
ザフトの戦艦ミネルバのクルー。赤服を着用するエリートパイロットであるルナマリア・ホークの妹に当たる。有能なミネルバの管制官として働く縁の下の力持ち的存在で、高度なハッキング能力を有する。当初は、登場や会話などは少なかったが、アスラン・ザラに対しては当初より強い興味を持っており、ミネルバ艦橋内の端末で彼について調べていた時もあった。 また、ルナマリアを姉として、女性として尊敬している。
普段は無邪気で可愛らしい性格をしているが、いざという時には優れた機転と度胸を見せる。
ちなみに、美容品を大量に購入する等、とてもオシャレである。
第3クールまではミネルバと行動を共にし、管制官として活躍。ジブラルタル基地にて、フリーダムガンダム撃墜事件によってギルバート・デュランダルに疑念を抱いていたアスランが彼から排除対象とされてしまい、その逮捕命令を受けた追跡部隊から基地内を逃亡中にアスランは偶然にも彼女の部屋に侵入してしまう。メイリンは彼に迫った身の危険を察知し、脱走を手助けする。その際はメイリンの部屋に捜索に訪れた兵士を「シャワーを浴びていた」と騙し、その後基地のメインコンピューターをハッキングして港から脱出するように見せかける警報を鳴らし、その隙に車を走らせ逃走する等の機転を利かせた。しかしレイ・ザ・バレルに目撃されたため脱走者と見なされてしまう。そして決断する余裕も与えられないままアスランの操縦するグフイグナイテッドに乗って脱走した。議長の命令を受けて追撃してきたシン・アスカのデスティニーガンダムによりグフを撃墜されたが、その現場を追跡していたレドニル・キサカに助けられて一命は取り止めた(なおグフ撃墜の際アスランに庇われたため、彼女は軽傷で済んだ)。
その後、アークエンジェルに搬送され療養する。ザフト軍のオーブ侵攻が始まると、アスランからアークエンジェルを降りるよう勧められたが、アスランの傍にいることを望みアークエンジェルに残る。キラ・ヤマトやアスラン達が再び宇宙に上ることとなったとき、カガリ・ユラ・アスハからアスランを見守ってくれと頼まれている。やがてラクス・クラインとも友人となることができ、コペルニクスではショッピングを共にしている。また、ラクスの偽者として立てられていたミーア・キャンベルの最期も見届けた。
最終決戦ではエターナルの管制官となる。姉のルナマリアがインパルスガンダムでエターナルに攻撃を仕掛けてきたときには、通信でルナマリアに止めるように叫んでいる。だがこの通信に気をとられたルナマリアはドムトルーパー隊の攻撃を受け、危うく命を落とすところでもあった(ちなみに、小説版ではラクスがドム隊を制止し、アンドリュー・バルトフェルドがインパルスを追い払うにとどめるよう命令している)。
OPではアスラン女難の女性陣の中の一人とされていた。今のところ、アスランのメイリンへの感情は明確になっていない。
その後のFINAL PLUS「選ばれた未来」や小説版ではメイリンとアスラン、キラとラクス、シンとルナマリアがそれぞれ自分達の道を歩いていくという描写がある。
[編集] その他
太りやすい体質なのか、あるいは仕事上あまり動かないのか劇中で体型を気にしている描写があり、姉のスカートをこっそりはいてウエストが閉まらなく、それを脱衣籠に投げつけるシーンも描写されている。ちなみにシンに言わせると彼女の惚れっぽさはかなりの問題であり、それさえなければ可愛いらしい。また、アスランの前はレイが対象となっていたという説がある。
アニメではアスラン・ザラとの接点が姉に比べて少なく、アスランからは「ルナマリア・ホークの妹」程度にしか認識されていなかったようだが(アスランのあまり他者に興味を持たない性格もあると思うが)、スーツCD9では長く会話をしており、アスランのシンに対する感情や思いを汲み取り、また彼の人間性を少なからず理解していたと思われる。
勤務時間外に管制室のコンピューターで情報収集をしていたり、アスラン脱走の際にザフト軍のメインコンピューターにハッキングするなど、情報収集やコンピューター関係に強い。
姉はメイリンが脱走した際に始終メイリンの事を気にかけていたが、ルナマリアが負傷した際にメイリンはオンという事で見舞いに行かず、姉の不興を買ったこともあった。
ヨウランとヴィーノと一緒に買い物に行ったり、しゃべってるシーンが描写されていたため、異性の友人とは気兼ねなく話せるようである。ただし、アスランとの関係では、当初積極的な姉に遅れをとっていた。一方で、ディオキアのライブ会場では野次馬に突き飛ばされた振りをしてアスランに抱きつくなど、いざという時には思い切った行動を取る一面もある(脱走時の機転もその現れであろう)。 アスランがザフトに復隊した際にはミネルバの通信士の席で彼の個人情報を閲覧し「トップエリート」と呟いていた。当時は玉の輿を狙っているのでは、と囁かれていた。