ユリア100式
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ユリア100式(ゆりあひゃくしき)は原田重光原作・萩尾ノブト作画、白泉社『ヤングアニマル』連載中の漫画である。
目次 |
[編集] 概要
汎用人型ダッチワイフのユリア100式と大学生の久保瞬介が繰り広げるコメディー。成人指定スレスレの内容で話題を集めている。2005年~2006年に読みきりが3回掲載後本誌連載決定した。
2006年12月に神奈川県では神奈川県青少年保護育成条例で有害図書類と指定される。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] 登場人物
- ユリア100式
- 最新型ダッチワイフ(ラブドール)である。スリーサイズはB88 W52 H86。最初にセックスした男性の男性器をインプリンティング(記憶)して、その人の一生の性欲の奴隷となる。巨乳で、ドジッ子だったりなど、ロボットとしてより性欲の対象として気に入られる為に作られており、ダッチワイフとしての様々な技術・機能を持つ。恋愛感情等よけいなものはプログラムされていないはずだが、瞬介相手に恋愛感情らしきものが芽生えつつある。とはいってもやはり精密機械なのでエアコンやテレビなどのリモコンから発せられる電波に反応して誤作動を引き起こす。
- 秋葉博士から逃げた際、久保瞬介と出会ってそのまま同棲を始める。性欲旺盛に作られており毎回瞬介にセックス(インプリンティング)を求めるが拒否される。名前は『機動戦士Ζガンダム』の百式からと思われる。
- 久保瞬介
- ひょんなことからユリアに出会い、同棲することになる大学生の青年。彼女持ちのためユリアの誘惑を断固として拒否し、毎回何かにつけてセックス(インプリンティング)に持ち込もうとするユリアを寸前でかわす毎日。
- 理性の強さは作品随一で、ユリアの性能を持ってしても未だ一度も射精に至ったことが無い。プロレス等の格闘技に長け、その技でユリアの誘惑を強引に断ち切る。
- 中村まりあ
- 瞬介の地元の名家のお嬢様で許嫁。ユリアが瞬介と一緒に住んでいることに納得していない。
- 秋葉歩博士
- 秋葉研究所所長、ユリアシリーズの製作者。3式(ただのコンニャク)や28式(空気充填式のダッチワイフ)などの試作を経て、遂には100式を始めとする自意識を持ったダッチワイフまで創り出した生体科学の権威。しかしその行動は変質者そのもので、100式、105式、108式と、作ったダッチワイフたちに逃げられては全裸のまま探し回って逮捕されている。
- 瞬介が通う大学の教授も務めている。
- ユリア105式
- 通称ジュリア。B95 W54 H92のダイナマイトボディーを持つ。ユリアよりさらに優れた性能を持つが、高性能すぎて前戯だけで相手が達してしまうため、インプリンティングができないという悩みを持つ。自分がダッチワイフだと言う事を頑なに否定し、ラブドールだと言い張る。何故かユリアに対抗心を抱き、瞬介を奪おうと強姦まがいのインプリンティングを試みるが、瞬介に投げ飛ばされて失敗。その後良夫に引き取られるが、良夫が18歳未満のためインプリンティングを保留している。
- なお、ユリンのことでユリアと相談中の会話から。自分の存在が良夫の母親にあらぬ誤解を生んでいることは理解している。
- 良夫
- 元々は、瞬介がアルバイトの家庭教師としていくはずだった生徒。かなりのフィギュアマニアで、自作もしたりする。当初はユリアに、後にジュリアにときめいた末、行き場を失ったジュリアを引き取った。彼はジュリアがラブドールであることを知らないが、親には誤解されている。
- ユリア108式
- 通称ユリン。それまでのユリアシリーズとは路線を変えた少女型で、ユーザーが育成する楽しみを得られるような設定が施されている。B70 W54 H68だか、ユーザーが刺激することによってバストは最大Hカップ、ヒップは最大98cmまで成長する。例によって博士のところから逃げ出し、瞬介の家に転がり込む。後に公園で山本一平という男に持ち帰られる(ユリン自身によってなぜかイタズラ目的で連れていかれたことになっている)。純真な子どもっぽい振る舞いをするが、実際には腹黒い。
- 解説
- ユリアやジュリアがおこなう行動に対し『ダッチワイフである○○は』から始まる解説(ユリア100式またはユリア105式マニュアル)がはいる。人物ではないが、ある意味もっとも個性的と言えるキャラである。
[編集] ユリア100式の能力・特徴
発覚した物から。
- 「ダッチワイフであるユリア100式は最初に挿入されたペニスをインプリンティングしその男の一生の性の奴隷になる(動物も例外ではない)」
- 後に「ちゃんと一番奥まで挿し込んで3秒間インプリンティングしなければならない」が追加
- 「秒速16回の速さで手コキができる。足コキもできる(秒間10回)」
- 「バキュームフェラは吸引力30,000cc」
- 「膣内は圧力100mmHg」
- 「人間工学に基づいた起伏とカズノコ天井を備えている」
- 「大量の精液もおいしくゴックンできるよう、味覚設定されてる」
- 「フェラ時、潤滑をよくするため大量の唾液が分泌される」
- 「刺激物に対してかなり敏感」
- 「DV(ドメスティックバイオレンス)にも対応できるよう丈夫に作られている(105式も然り)」
- 「ダッチワイフなので下ネタ系全般の話は例えつまらなくても笑ってしまう」
- 「ありとあらゆるアブノーマルなプレイが可能・・・例(露出プレイなど)(これも105式然り)」
- 「ピロートーク用に100の小話をストックしているためSEX後のアフターケアも完璧」
- 「ユリア100式にとってアナルは別腹」
- 「料理といってもダッチワイフなため(?)か皮をむく事と、こするという事のみ得意(他は下手)なため作れる品はかなり限られる」
- 「ペニスの扱いにはかなり慣れているため本人以上に気持ちいい場所を心得ている。そのため体温、脈拍だけで射精するタイミングがわかる。なので焦らしプレイも可能」
- 「ダッチワイフなため(?)普通の人命救助の知識はないが誰が見てもSEXをしようとしてるようにしか見えない人命救助をする(それで主人公は1回助けられた。が、その人命救助に至るまでの原因の発端はユリア100式。SEXもする寸前まで行ったが結局意識が戻った直後の瞬介のプロレス技により阻止された)」
- 「過去に行われたすべてのプレイが生々しく記憶されていていつでも思い出せて話せる」
- 「携帯電話のようにマナーモードもあり完全に消音可能」
- 「声も自由に変えられてアニメ声からハスキーボイスまで可能」
- 「ありとあらゆる感染症に対し免疫をもっている」
- 「秋葉原は第2の故郷」
- 「内蔵されたスイッチを押すことにより自主規制が解除され18歳未満の男にもインプリンティングを求めるようになる」
- 「体臭から催淫フェロモンが出るため周りにいる動物(嗅覚が鋭い犬など)が発情して襲ってくることがある」
[編集] ユリア105式の能力・特徴
今までにわかっているもの。性能だけという面ではユリア100式を上回る。
- 「手コキは秒速20回」
- 「バキュームフェラは40000cc」
- 「パイズリは30Hz」
- 「マニュアル仕様からオートマ仕様になったため誰でも気軽に性処理ができる」
- 「ユリア100式と違い(とは言ってもユリア100式も多少強引にしようとすることはある)性処理に対し手段を問わないため強姦まがい(まがいというよりほぼ強姦)の行為をすることがある」
- 「ありとあらゆるアダルトグッズに精通している」
- 「バストは何年経っても垂れない保障つき」
- 「何度使用してもヴァギナは黒ずんだり緩んだりしない」
- 「100人犯っても大丈夫!がキャッチフレーズ。元ネタを知ってる人は、にやりとしたはず」
- 「クーリングオフの対象外品」
- 「ダッチワイフなので愛という単語が頭の中の内蔵辞書に入っていない(100式はなんとなくだが理解している)」
- 「ユリア100式よりも英語が得意」
[編集] 単行本
- 第1巻 2006年8月29日刊行 ISBN 4592144015
- 第2巻 2006年11月29日刊行 ISBN 4592144023
- 第3巻 2007年3月29日刊行 ISBN 9784592144038
[編集] 似たようなコンセプトの作品
- 『ぼくのマリー』―主人公は、あこがれの人「真理」さんに話し掛けることもできない。そこでみずからの技術を駆使して、姿形が彼女に瓜二つのアンドロイド「マリ」を製作してしまった。
- 『無敵鉄姫スピンちゃん』―主人公は博士が完全エッチ目的で作ったロボットである(上記のパロディーを含む作品)。
- 『やけっぱちのマリア』―ヒロインがダッチワイフ。主人公のエクトプラズムが乗り移って人間生活を営むようになる。1970年に福岡県で有害図書に指定されている。
[編集] 外部リンク
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