ラブロマ
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『ラブロマ』は、とよ田みのるによる漫画作品。「月刊アフタヌーン」に連載されていた。全5巻。
目次 |
[編集] 概要
作者が住んでいる江戸川区の江戸川周辺をモデルとした町で繰り広げられる純愛ラブコメディー。
元は2002年「月刊アフタヌーン」春の四季大賞を受賞した読みきり「ラブロマ」が原型。その後2003年1月号に続編が掲載され、5月号から連載となり、2005年12月号まで掲載された。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] あらすじ
とある高校の1年生・根岸由美子(ネギ)は、見ず知らずの同級生・星野一から突然告白される。最初は拒絶していたネギだったが、星野の積極的なアタックの前についに陥落。こうして、友達を巻き込みながら二人の不器用な純愛が始まった。2年生になってクラスも同じになり、進路に揺れつつ仲を進展させながらの、3年生までの物語が描かれた。
[編集] 主な登場人物
- 星野一(ほしの はじめ)1巻DEMO TRACK~
- 根岸由美子/ネギ(ねぎし ゆみこ)1巻DEMO TRACK~
- ヒロイン。星野(家)に対するツッコミ役。実は粗暴(?!)。料理の腕は殺人的に下手だったが、最終回にはなんとか食べられるものを作れるようになっていた。
- 目黒陽子(めぐろ ようこ)1巻DEMO TRACK~
- 小学時代からのネギの親友。とにかくクール。いつもジュースのストローかチュッパチャプスをくわえている。星野に様々な怪しい恋のアドバイスをし、眺めて楽しんでいる。TRACK15から正式に(?)塚原とつきあっている。
- 塚原敏男(つかはら としお)1巻DEMO TRACK~
- 小学時代からの星野の親友。とにかく寡黙。ラブロマの中では珍しい常識人。彼曰く「20%増量中」の体型は、昔星野の母に無理矢理ケーキを食べさせられたのが原因らしい。面倒臭がりだが、面白そうなことには積極的に関わる。軽音楽部。
- 和田さん(わだ - )1巻TRACK 0~
- 陽子の友人。オカルトに凝っていて、地元のミステリースポットにも詳しい。「何か」と契約しているため、彼氏は作らないらしい。設定では、さらにダークな兄がいるらしい。オカルト研究会所属。
- 羽柴守/ハシバ(はしば まもる)1巻TRACK 1~
- 星野の親友。台詞は書き文字のみ、という特殊な性質を持つ。ビリヤードがうまかったり、マラソンが非常に速いなどいろいろすごい。軽音楽部。
- 水元義経/ヨシツネ(みずもと よしつね)1巻TRACK 1~
- 星野の親友。18歳になった(つまり、18禁モノに手を出せるようになった)ことを自分で歌って祝うほどの女好き(なので屋敷と気が合う)。O島(伊豆大島がモデル。作者の出身地)で民宿をやっている叔父さんがいる。軽音楽部。
- 林先生(はやし - )1巻TRACK 2~
- 家庭科教諭。2年からホシネギ(星野&根岸)たちの担任。美人。弁当勝負の時にネギにどんな男もイチコロの料理を伝授する(が、ネギの料理の腕前により敗北)。ノリがよい。
- 杉本凉子/おスギ/リョーちん(すぎもと りょうこ)1巻TRACK 3~
- ネギに告白する星野の姿に惚れた、不毛な片想い少女。気弱だが、ここぞというときは言う芯の強い人。ボウリングが非常にうまい。美術部。
- 牧村ケースケ/マッキー/ケースケ(まきむら - )1巻TRACK 3~
- 凉子とは幼馴染みで、凉子に片想い。軽い性格だが、一途。
- 星野零(ほしの れい)2巻TRACK 10~
- 星野の一つ上の姉。氷の女。そのクールさで学校の女子にモテモテ。星野たちとは制服が違うので、別の高校に通っているようだ(女子校?)。星野君の性格形成には、彼女の影響が多々あると思われる。感情をあまり表に出さないが、照れ屋。実は根岸の弟カツヤ(幼児)に一目惚れ。どうやら星野姉弟の名前は、彼らの「二進法的思考」からきているようだ(二進法の1と0)。
- 屋敷智弘(やしき ともひろ)2巻TRACK 11~
- 星野がバイトした事のある喫茶店「珈琲屋敷」の息子。星野の正反対の性格で、無気力で女好き。軽音楽部で、星野たちの後輩。
- 若葉大介(わかば だいすけ)4巻TRACK 21~
- 根岸の中学時代の同級生(高校は別)。同じ吹奏楽部だった。卒業後のクラス会で根岸に惚れ告白しにきたものの、根岸はすでに星野とつきあっておりあえなく玉砕。しゃべり出すとうるさいので煙たがれるが、黙っているとかわいいので下級生のみにファンクラブがあるらしい。星野と同じ予備校に通っている。
- 冴木醒(さえき せい)4巻TRACK 25~
- ひょんなことから星野と知り合いになったが、実は2年から星野の同級生。年の割には大人びている。義理堅く、論理的に物事を処理する。そのせいか星野とよくしゃべるようになったので根岸から軽くヤキモチを焼かれていたが、ある日を境に突然仲良くなった。
[編集] コミックス
- 1巻(2003年。ISBN 4-06-314330-9)
- 2巻(2004年。ISBN 4-06-314346-5)
- 3巻(2004年。ISBN 4-06-314354-6)
- 4巻(2005年。ISBN 4-06-314375-9)
- 5巻(2005年。ISBN 4-06-314397-x)