ラーメン巌流島
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『ラーメン巌流島』(ラーメンがんりゅうじま)は、毎週木曜日21:00~21:54に1997年4月17日から2006年9月17日まで放送していた『新どっちの料理ショー』(よみうりテレビ制作・日本テレビ系列)にて、行われた超有名店ラーメン対決。また、姉妹編として「スイーツ巌流島」も行われた。
目次 |
[編集] 非情の掟
ラーメン業界に君臨する2件の超有名店が、試行錯誤の故に完成させた新メニューを「新どっちの料理ショー」のスタジオで披露し、パネラー多数決で決着。
勝てば、放送翌日から新たに「店の新メニュー」として、加えられる。
負ければ、「レシピ封印」。日の目を見ることは許されない。この企画により「負けシェフの晩餐(ばんさん)」も復活。
[編集] ラーメン巌流島
2006年1月19日放送。関口宏厨房レッドキッチン・新宿・麺屋武蔵(塩・醤油・味噌の味が楽しめる「三変化ラーメン」)vs三宅裕司厨房イエローキッチン・神奈川・大和中村屋(具と一緒に味わえる「三重奏ラーメン」)の対決。
色 | 選択したパネラー |
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■ | 鳩山由紀夫、石原良純、勝俣州和、大崎裕史、他1名 |
■ | 草彅剛他4名 |
結果は5-4の激戦でレッドキッチンの勝利。
[編集] ラーメン巌流島外伝・三国志
2006年3月30日放送。初の3キッチン制を採用(レッドキッチン・麺屋武蔵、イエローキッチン・柳麺ちゃぶ屋、東野幸治(アシスタント・藤井恒久(日本テレビアナウンサー))→オレンジキッチン・なんつっ亭)。
色 | 選択したパネラー |
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■ | 磯野貴理子、田村淳、田村亮、梨花、風花舞、次長課長 |
■ | 泉谷しげる、東ちづる、大崎裕史 |
■ | 草彅剛、かたせ梨乃、荒俣宏、勝俣州和、石神秀幸 |
結果は6-3-5でオレンジキッチンの勝利。番組史上初、両者(関口宏・三宅裕司)が見学者に、さらに史上最高人数(8人)の見学者も出した。 ただし、残念ながら、視聴者の苦情により、この回だけになってしまった。
[編集] この回限りとなった3キッチン制
上記のおかげ吉本芸人を連れての食事会にしか見えなかった。さらに東野は、「美食家の集まりですよ!」とあてつけがましく言い訳したため、それが火に油を注ぐ結果となり、関口、三宅、草彅から、「俺たち3人(の番組上としての立場)はどうするんだよ、これ!!!」と怒鳴られてしまった(また泉谷にも、この食事会を邪魔されている)。
この番組私物化事件以降、「今回の特番を見ていると、『どっちの料理ショーとは何か』と改めて疑問を感じてしまう」「同じ事務所からのタレントが多すぎ!!」「最初から『決まっている』、言わば『出来レース』ではないか!?」などの批判と抗議苦情、「このような番組にするのなら次回から見ない!!」という絶縁状までもが殺到し、視聴率は10%を切るほど低下、打ち切り要因となった(同年9月14日放送分をもって終了)。
また、この頃「クイズマジックアカデミー3」でも「日本テレビ『どっちの料理ショー』。関口宏厨房も、三宅裕司厨房も食べられなかったことがあった(芸能○×問題)。」と出題もされていた(現在は配信されていない)。
[編集] ラーメン巌流島~乱世統一編~
2006年5月11日放送。放送時間を15分拡大し、レッドキッチン・九段斑鳩(新しょう油ラーメン)vsイエローキッチン・環七せたが屋(調味料を一切使わない「ラーメンゼロ」)の対決。
色 | 選択したパネラー |
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■ | 草彅剛、荒俣宏 |
■ | 武田鉄矢、伊武雅刀、眞鍋かをり、勝俣州和、土田晃之、大崎裕史、石神秀幸 |
結果は2-7でイエローキッチンの勝利。
[編集] エピソード
草彅剛は、全5回中3回まで出演していたが、選択するものすべて「レシピ封印」にされているため、敗退した店の常連客から「周りの空気も読まないで、アイツが選択する店は、全てレシピ封印している。もう失望した!!」等の苦情が殺到。
これにより、スタッフの判断で第4・5回は代替を置かれることになってしまった。
結局のところ、彼は、「新どっち―」では、一度も麺類を食することは出来なかった。