レクサス・SC

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SC（エスシー）は、トヨタ自動車が製造する自動車であり、同社の高級車ブランドレクサスにて販売される高級車である。車名のSCはSports Coupeの略だが、2代目はクーペカブリオレである。

[編集] 歴史

[編集] 初代（1991-2001年）

初代SC400

3代目トヨタ・ソアラのレクサスブランド版として、1991年に北米において「SC300」「SC400」の販売を開始。エンジンは3.0L 直6（2JZ-GE）と4.0L V8（1UZ-FE）の2本立て。4.0L V8はソアラにも設定されていたが、3.0L 直6は当初「SC300」にのみ搭載された（後のマイナーチェンジでソアラにも設定された）。「SC400」は、アメリカの雑誌『モータトレンド』が選定する1992年のインポートカー・オブ・ザ・イヤーに輝いている。また、同じくアメリカの雑誌『カーアンドドライバー』が選定するテン・ベストカーに、1992年から1995年の間選ばれ続けた。

SC400：4.0L V型8気筒DOHCエンジン 1UZ-FE（300ps/42.8kgm）、4速AT、駆動方式はFR。

SC300：3.0L 直列6気筒DOHCエンジン 2JZ-GE（220ps/30.0kgm）、4速ATまたは5速MT、駆動方式はFR。

1998年マイナーチェンジ。「SC400」に5速ATが採用され、「SC300」の5速MTモデルは消失した。

SC400：4.0L V型8気筒DOHCエンジン 1UZ-FE（300ps/42.8kgm）、5速AT、駆動方式はFR。

SC300：3.0L 直列6気筒DOHCエンジン 2JZ-GE（220ps/30.0kgm）、4速AT、駆動方式はFR。

2代目SC430

SUPER GTの参戦車両

[編集] 2代目（2001年-）

2代目は、2000年のパリサロンで初公開された。エンジンはLSやGSにも搭載される4.3L V8（3UZ-FE）のみを設定。当初は、4代目ソアラのレクサスブランド版であったが、2005年からの日本国内でのレクサスブランド展開開始に伴い、ソアラを廃し、ホイール・カラーバリエーションなどを変更したのち日本国内でも2005年8月30日より「SC430」として販売を開始した。

ボディは30秒以内で開閉する格納式の電動ハードトップをもつクーペカブリオレ。4シーターであるが、後席2座席はほとんどスペースがない。これは、アメリカで2シーターの保険料が割高であるため、無理矢理4シーターにしたと見る向きがある。フェラーリが4シーター車を必ずラインアップしているのもこのためである。

日本では "SC430" の1グレードのみであり、価格は683万円。

2006年より、トヨタ・スープラの後継として、SUPER GTに参戦。日本でレクサスブランドの車種がモータースポーツで活躍するのは初めてとなる。鈴鹿サーキットでの開幕戦にてトムスの脇阪寿一/アンドレ・ロッテラー組が優勝、デビューウィンとなった。また、この二人は、2006シーズンのシリーズチャンピオンの栄冠に輝き、SC430のSUPER GTデビューイヤーチャンピオンを飾った。

なお、2007年シーズンよりスープラは完全に撤退し、GT500のトヨタワークスのチームはすべてSC430を使用する予定である。