レックス・ホールディングス
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種類 | 株式会社 |
市場情報 | |
本社所在地 | 106-0032 東京都港区六本木1丁目8番7号 アーク八木ヒルズ |
電話番号 | 03-5544-2111(代表) |
設立 | 1987年6月27日 |
業種 | 小売業 |
事業内容 | 持株会社としての、グループ経営戦略の策定・推進、グループ経営の監査、その他 |
代表者 | 代表取締役社長 西山知義 |
資本金 | 96億6,975万円(2007年2月28日現在) |
売上高 | 1,618億円(連結・2006年12月期) |
従業員数 | 2,063人(連結・2006年12月31日現在) |
決算期 | 毎年12月 |
主要株主 | 株式会社AP8(75.43%) 有限会社エタニティーインターナショナル(16.35%) |
主要子会社 | 株式会社レインズインターナショナル 株式会社エーエム・ピーエム・ジャパン 株式会社成城石井 |
外部リンク | http://www.rex-holdings.co.jp/ |
株式会社 レックス・ホールディングス(REX HOLDINGS CO., LTD.)は、株式会社レインズインターナショナル、株式会社エーエム・ピーエム・ジャパン、株式会社成城石井などの会社を傘下に持つレックスグループの持株会社である。
目次 |
[編集] 概要
もともとは不動産管理の会社であったが、1997年に東京・三軒茶屋で焼肉店をオープンさせ、外食産業に参入。株式会社ベンチャー・リンクの支援を受けて、焼肉店の「牛角」を中心に積極的にフランチャイズチェーンを展開。6年で日本最大の焼肉チェーンとなった。
その後、レッドロブスター、am/pm、成城石井を買収し、飲食店以外の事業にも拡大。2005年には、会社名(商号)を現在の株式会社レックス・ホールディングスに変更して、持株会社化している。
[編集] MBOの実施
外食産業の競争激化と会社急成長に伴う不振から事業再構築を図るべく、2006年11月10日に代表取締役社長西山知義がアドバンテッジパートナーズ有限責任事業組合をパートナーとするマネジメント・バイ・アウト(MBO)を実施し、非上場化することを発表。アドバンテッジパートナーズが設立して運営主体となる、投資事業有限責任組合アドバンテッジパートナーズ エム・ビー・アイ ファンド三号が、新たに株式会社AP8を設立。このAP8を公開買付者とする株式公開買い付け(TOB)を、2006年11月11日から12月12日まで実施して、決済開始日の12月19日に当時の筆頭株主だった有限会社エタニティーインターナショナル(当時の代表者・西山知義夫人・西山和枝、当時の所在地は西山知義の住所と同一)保有の株式16.74%のうち0.29%、当時の第2位の株主だった西山知義保有の株式12.97%すべてを含む、同社株式75.43%をAP8が取得して、筆頭株主となった。さらに、AP8が有限会社エタニティーインターナショナルの全株式を取得してエタニティーインターナショナルの完全親会社となったため、AP8は間接保有を含めてレックスホールディングスの株式91.78%を保有するに至る。
さらに、株主総会の特別決議を経て、レックスホールディングスを種類株式発行会社に変更した上で、すべての発行済み株式に全部取得条項を付して全部取得条項付種類株式とする。そして、この条項に従い、株式の全部取得と引き換えに、別個の普通株式を交付する。この際に、AP8以外の株主が1株未満の端数となるように別個の普通株式を交付し、これによりAP8以外の株主は金銭交付を受け株主ではなくなるため、AP8がレックスホールディングスの全株式を取得して同社を完全子会社化する(レックスホールディングスの株式はジャスダック証券取引所を上場廃止となる見込み)。その後、西山知義がAP8に対して33.4%出資する予定。
なお、アメリカ子会社のREINS INTERNATIONAL(USA) CO.LTD.の全株式が西山知義に譲渡され、子会社の株式会社ブランドファクトリーの10店舗の事業が有限会社ブライトアンドエクセル(西山知義保有の会社)に事業譲渡され、レックス・ホールディングから分離される。
[編集] 主なグループ企業と運営ブランド
- 株式会社 レインズインターナショナル
- 株式会社エーエム・ピーエム・ジャパン
- am/pm(コンビニエンスストア)
- フードスタイル(生鮮コンビニ)
- ap factory(ビジネスコンビニ)
- ap enta(コンビニにDVDレンタル店を併設)
- HAPPILY(女性向けコンビニ)
- 株式会社 成城石井
- スーパーマーケット成城石井
- SEIJOISHII Select(都市型ミニスーパーマーケット)
- 株式会社コスト・イズ
- 株式会社テンポリノベーション
- 株式会社フードレーベル
- 株式会社ブランドファクトリー
[編集] 沿革
- 1987年6月27日 国土信販株式会社(不動産賃貸管理事業)設立
- 1996年1月 外食事業に参入
- 1998年4月 株式会社レインズインターナショナルに商号変更
- 2000年12月 株式店頭公開
- 2001年7月 アメリカ進出(牛角・ピコ店、ロスアンゼルス)
- 2001年8月 米国にレインズインターナショナル(USA)を設立
- 2001年11月 完全子会社・株式会社アートフードインターナショナル設立
- 2002年2月 レッドロブスタージャパン株式会社の全株式を取得し完全子会社化
- 2002年7月 台湾現地法人・東京牛角股分有限公司設立
- 2003年3月 VR パートナーズを連結子会社化
- 2003年4月 株式会社レインズフードレーベル設立
- 2003年11月 本社一部を六本木ヒルズ森タワーに移転
- 2004年4月 株式会社コスト・イズ設立
- 2004年8月 株式会社エーエム・ピーエム・ジャパン(am/pm)の株式62.6%を取得し、子会社化
- 2004年10月 株式会社成城石井の株式66.7%を取得し、子会社化
- 2005年4月 株式会社テンポリノベーション設立
- 2005年5月 持株会社制を導入。会社分割により、飲食店運営等の事業を子会社の株式会社アートフードインターナショナル(現・株式会社レインズインターナショナル)に吸収させ、商号を株式会社レックス・ホールディングスに変更。本社及びグループ各社をアーク八木ヒルズに移転・集約。
- 2006年11月10日 現経営陣によるMBOにより株式買収・非上場化を発表。(アドバンテッジ パートナーズが支援)
[編集] 発生したトラブル
2005年12月期の決算短信を2度も訂正した。1度目は2006年3月2日で、貸借対照表や損益計算書など、開示した資料67枚のうち半数以上の39枚で数字などを変更したり追加するといった大幅な訂正を行った。持ち株会社化後の経理引継ぎミスや単純な計算ミス、グループ内取引の売上重複計上などが原因であった。 2度目は3月13日で、計算ミスや赤字を示す「△」マークのつけ忘れなどのケアレスミスなどを修正した。 また、初回の決算発表が遅れるなどしたこともあり、上場会社として管理体制に疑問符がつくこととなってしまった。
また、MBO実施の際の買い付け価格が不当に安く設定されたとして一部個人投資家が反発している。[1]