レンズマメ
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レンズマメ Lens culinaris Medik. (英名:Lentil)は、マメ科ヒラマメ属の1年生草本およびその種子。別名ヒラマメ(平豆)。西アジア原産で、コムギやオオムギ、エンドウなどと同時に栽培化されたと考えられる。
種子は丸くて扁平なレンズ形で、直径 4-9 mm。カレーやスープ、煮込み料理などインド料理やイタリア料理、フランス料理では定番食材のひとつ。
旧約聖書創世記にも登場し、エサウはレンズ豆の煮物を食べさせてもらう代わりに弟ヤコブにその長子権を譲ったとされる。
当初作成された拡大鏡(凸レンズ)がこのレンズ豆の形に似ていたことから「レンズ」と呼ばれるようになった。
2006年3月27日、アメリカの健康専門月刊誌「ヘルス(World's Healthiest Foods: Lentils (India))」による世界の 5 大健康食品が発表され、韓国のキムチをはじめ、日本の大豆、スペインのオリーブ油、ギリシャのヨーグルト、そしてインドのレンズ豆の 5 品目が選出された。
訳出:この「スーパー食品」はタンパク質とコレステロールを減らす溶性繊維を含み、その他のマメ類の約 2 倍の鉄分を含んでいる。そしてレンズ豆にはほとんどのビタミンB 群と葉酸が多く、とりわけ適産期を迎えた女性にとって大事なのは、葉酸が流産のリスクを減らすという理由である。また、米国農務省の研究によれば、ベルガ黒レンズ豆の中の色素には抗酸化作用があり、心臓病・ガン・一般的な老化現象への抵抗を手助けする。エンピツにくっついた消しゴムほどのサイズであるが、さほど見た目は悪くない。
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