ロング・トール・サリー
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ロング・トール・サリー(Long Tall Sally 邦題:のっぽのサリー)はリトル・リチャード、ロバート・ブラックウェル、エノトリス・ジョンスンの共作曲である。リトル・リチャードがニューオリンズの J&M スタジオで録音、1956年3月にスペシャリティ・レコードからリリースされた。本作は19週に渡ってリズム・アンド・ブルースのチャート入りし、6週間に渡って1位の座を獲得した。1956年のキャッシュボックス・トリプル・クラウン・アワードを獲得している。
当時白人のラジオ局はリチャードのヒット曲「トゥッティ・フルッティ」を放送せず、パット・ブーンのカバーバージョンがチャート1位を記録していた。ブラックウェルとリチャードは曲のテンポと歌詞を彼女が真似できないように作曲したが、ブーンは同曲をカバーしチャート8位を記録している。
「ロング・トール・サリー」はロックン・ロールのスタンダードとなり、多くのアーティストによってカバーされた。1964年にはビートルズにもカバーされ、ポール・マッカートニーがソロをとって歌っている。
[編集] カバーした主なアーティスト
- 1956年:パット・ブーン
- 1956年:エルヴィス・プレスリー
- 1964年:キンクス
- 1964年:ビートルズ
- 1970年:レッド・ツェッペリン(ロイヤル・アルバート・ホールで演奏されたがDVDには収録されなかった。)