ローレンス・オリヴィエ
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ローレンス・カー・オリヴィエ(Sir Laurence Kerr Olivier, 1907年5月22日 - 1989年7月11日)は、イギリスの俳優、映画監督。アカデミー賞を受賞し、シェイクスピア俳優としても有名。20世紀の名優として多くから称賛される。
俳優になるきっかけは英国国教会牧師であった父親のジェラルド・カー・オリヴィエ師が、風呂の中で「お前は俳優になるのだろう?」といったため。
[編集] 生涯
ローレンス・オリヴィエはサリー州ドーキングに生まれる。彼はオックスフォードのセント・エドワーズ・スクールに学び、続いて17歳でロンドンのセントラル・スクール・オブ・スピーチ・アンド・ドラマに入学した。
その後バーミンガムのBirmingham Repertory Theatreに参加。最初は端役しか貰えなかったが、後に「ハムレット」や「マクベス」で主役を演じるまでになり、舞台俳優として活躍。また、1930年に映画デビューし、映画界でも活躍した。1930年に女優のジル・エドモンズと結婚し息子が一人いたが、1937年の映画「無敵艦隊」で共演したヴィヴィアン・リーと1940年に再婚。1960年にリーと離婚後、新進女優で、舞台で共演したジョーン・プロウライトと結婚。
[編集] 主な出演作
- お気に召すまま As You Like It (1936)
- 無敵艦隊 Fire Over England (1937)
- スパイは暗躍する Q Planes (1939)
- 嵐ケ丘 Wuthering Heights (1939)
- レベッカ Rebecca (1940)
- 高慢と偏見 Pride and Prejudice (1940)
- ヘンリィ五世 The Chronicle History of King Henry the Fift with His Battell Fought at Agincourt in France (1944) 製作・監督・出演
- ハムレット Hamlet (1948) 監督・製作・脚本・出演
- 三文オペラ The Beggar's Opera (1953) 製作・出演
- リチャード三世 Richard III (1955) 製作・監督・出演
- 王子と踊子 The Prince and the Showgirl (1957) 製作・監督・出演
- スパルタカス Spartacus (1960)
- オセロ Othello (1965)
- 素晴らしき戦争 Oh! What a Lovely War (1969)
- 空軍大戦略 Battle of Britain (1969)
- ニコライとアレクサンドラ Nicholas and Alexandra (1971)
- 探偵[スルース] Sleuth (1972)
- マラソンマン Marathon Man (1976)
- シャーロック・ホームズの素敵な挑戦 The Seven-Per-Cent Solution (1976)
- 遠すぎた橋 A Bridge Too Far (1977)
- ブラジルから来た少年 The Boys from Brazil (1978)
- リトル・ロマンス A Little Romance (1979)
- ジャズ・シンガー The Jazz Singer (1980)
- インチョン! Inchon (1981)
- タイタンの戦い Clash of the Titans (1981)
- ワーグナー/偉大なる生涯 Wagner (1983) テレビシリーズ
- バウンティ/愛と反乱の航海 The Bounty (1984)
- 画家と美女と素敵な生活 The Ebony Tower (1986)
- ウォー・レクイエム War Requiem (1988)