一枝修平
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
一枝 修平（いちえだ しゅうへい、1940年7月24日 - ）は大阪府大阪市天王寺区出身のプロ野球選手・コーチで、現在は野球解説者。
目次 |
[編集] 来歴・人物
上宮中学→上宮高校では投手として活躍したが、明治大学入学後は二塁手へ転向、2年生からレギュラー入りし東京六大学野球の秋季リーグベストナインを2回（1960年・1962年）獲得。社会人野球の河合楽器へ入り遊撃手へ転向、1963年の都市対抗野球では準々決勝で5打数4安打の大活躍で、チームのベスト4入りに貢献した。1964年に中日ドラゴンズに入団、1966年にはベストナインを獲得し、1968年にはオールスターゲームへ出場。1972年に飯田幸夫との交換トレードで近鉄バファローズへ移籍し、一年目はレギュラーとして活躍。1973年に近鉄を自由契約後は、この年現役引退した安藤統男の後釜と指導者としての技量も評価した阪神タイガースへ移籍、1974年に現役引退。
引退後は、1975年就任の吉田義男監督（第一次）のもとで阪神コーチ（～1977年、1975年は二軍守備コーチ、1976年から一軍守備コーチ）、1978年～1980年中日（中利夫監督）コーチ（1978年は二軍守備コーチ、1979年から一軍守備コーチ）を経て、1981年～1984年に毎日放送野球解説者・日刊スポーツ評論家を勤める。1985年に阪神の監督に吉田義男（第二次）が就任すると、一軍守備コーチに就任、吉田監督の参謀格として同年の21年振りの優勝に貢献した。その後、1987年の吉田監督退任までコーチを担当した。
1988年からは再び毎日放送プロ野球解説者・日刊スポーツ評論家を勤めた。1989年には村山実監督の後任候補に浮上したが、本人は固辞し（後任監督には中村勝広が就任した）、翌年の1990年から明治大学と中日時代の後輩星野仙一が監督を務めていた中日のヘッドコーチに就任し、1991年に星野監督（第一次）が勇退するまでの2年間担当した。1992年～1996年は毎日放送野球解説者・日刊スポーツ評論家を務め、1997年に阪神の監督に吉田義男（第三次）が就任すると、第一次・第二次に引き続きコーチ入り（一軍ヘッドコーチ）し翌年吉田監督が退任するまでの2年間担当した。
現在は毎日放送野球解説者・日刊スポーツ評論家（いずれも1999年～）の他、日本プロ野球OBクラブ関西支部長を務める。また、2001年から始まったプロ野球マスターズリーグでは、大阪ロマンズのヘッドコーチを務めている。元巨人の元木大介、中日の後輩で現在は横浜で活躍する種田仁は高校の後輩。
[編集] 背番号
- 64（1964年）
- 2（1965年～1973年）
- 1（1974年）
- 74（1975年～1980年）
- 88（1985年～1987年、1997年～1998年、2001年～）
- 73（1990年～1991年）
