上海トランスラピッド
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上海トランスラピッド(上海マグレブ 上海磁浮示范运营线)は、上海浦東国際空港にアクセスするリニア大国ドイツの技術で造られた磁気浮上式鉄道。
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[編集] 概要
常設実用線の磁気浮上式鉄道としては、英国、ドイツに次いで世界3番目、万博等での期間限定の実用線を含めれば、ハンブルグ(1972年)、筑波(1985年)、バンクーバー(日本のHSST-03/1986年)、岡崎(1987年)、熊谷(1988年)、ハンブルグ(1988年)、横浜(1989年)に次いで世界で8番目の営業運転を行った。
浦東国際空港駅と上海市郊外の龍陽路駅の間、29.863kmを7分20秒で結ぶ。営業最高速度は430km/hである。
[編集] 運賃
座席区分は、普通席と貴賓席。2005年現在の運賃は、片道で普通席50元、貴賓席100元。当日往復券を購入すると2割引で、当日の航空券を提示すると片道普通席が40元と割引になる。
[編集] 沿革
- 2000年6月30日 - 空港アクセス鉄道として、トランスラピッドを採用することで上海市と合意。
- 2001年3月1日 - 工事開始。
- 2002年7月20日 - 上海向けの第1号車両が出荷
- 2002年12月31日 - シュレーダー独首相(当時)を招いて、開通式。
- 2003年12月29日 - 磁気浮上型の永続実用線として世界3番目、期間限定実用線を含めれば世界8番目の営業運転開始。
- 2004年7月3日 - 100万人輸送達成。
- 2005年7月 - 400万人輸送達成。
- 2006年8月11日 - 営業運行中に初の火災事故。
2006年9月22日にドイツで発生したトランスラピッドの事故の影響を懸念し、中国ではこの事故の報道を広がらないよう控えさせている。
[編集] 関連項目
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