二日市温泉 (筑紫野市)
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二日市温泉(ふつかいちおんせん)は、福岡県筑紫野市(旧国筑前国)にある温泉。
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[編集] アクセス
- 鉄道
- 高速バス
- 九州自動車道筑紫野二日市温泉入口バス停より徒歩約8分。
[編集] 泉質
- 放射能泉
[編集] 温泉街
二日市駅の南側に温泉街が広がり、7軒の旅館が存在する。温泉街にはマンションが多く、福岡のベッドタウンでもある。
共同浴場は2軒存在する。「博多湯」と「御前湯」である。日帰り入浴施設として、「バーデンハウス」がある。
温泉街には、昭和天皇、江沢民、美空ひばりらにゆかりがある旅館「大丸別荘」が存在する。
[編集] 歴史
開湯は1300年前である。開湯伝説によれば、藤原登羅麻呂が武蔵寺の薬師如来に娘の病気治癒を祈願したところ夢の中で温泉の場所を教えられ、お告げ通りに探して発見したとされる。
古くは武蔵温泉、または次田の湯と呼ばれた。
大伴旅人は大宰府赴任時に妻を亡くし、この温泉にて万葉集にも収録された以下の句を読んだ。
湯の原に 鳴く芦田鶴は わがごとく 妹に恋ふれや 時わかず鳴く
江戸時代には、黒田氏専用の御前湯が置かれた。現在の共同浴場はその名残であるが、名前を受け継いだのみで当時の浴場は現存しない。
幕末には三条実美がこの地を訪れ、以下の句を残した。
ゆのはらに あそふあしたつ こととはむ なれこそしらめ ちよのいにしへ
明治時代には夏目漱石も訪れている。
戦後は歓楽街としても栄え、芸奴組合なども存在した。